東海大学、世界最大級のソーラーカーレースを連覇

~パナソニックの太陽電池と充電池を搭載

 東海大学は、同大学のソーラーカーチームが、世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」で優勝したと発表した。

優勝した東海大学のソーラーカープロジェクトチーム「東海大学チャレンジセンター ライトパワープロジェクト」

 ワールド・ソーラー・チャレンジは、太陽光のみを動力源とするソーラーカーで、オーストラリア北部のダーウィンから、南部のアデレードまでの総延長3,000kmの距離を縦断し、タイムを競う自動車レース。東海大学は、動力源にパナソニックの太陽電池「HIT太陽電池」と高容量リチウムイオン電池を搭載したソーラーカー「Tokai Challenger」号で、レースに参戦していた。

 レースは15日に予選、16日より本戦が開始された。東海大学は予選で5位だったが、本戦に入るとオランダ・オーストラリア・アメリカの有力大学チームを追い抜き、スタート30分後にトップに浮上した。大会2日目には山火事の発生によりレースが中断したものの、本戦5日目となった20日に、アデレードのフィニッシュ地点に到着。他チームに一度も追い抜かれることなく、優勝を果たした。

 なお、同大学は2009年に行なわれた前回大会でも優勝しており、連覇を達成したことになる。







(正藤 慶一)

2011年10月20日 18:03