20~39歳主婦の約9割が“冬も節電が必要”、トレンダーズ調べ
トレンダーズは、20~39歳の主婦300名に対して「冬の節電に関する意識調査」を行なった。調査によると、全体の86%が「今年の夏節電を意識した」と回答しており、全体の87%が「今年の冬も節電が必要」だと考えているという。調査期間は2011年9月26日~27日で、インターネットで行なわれた。
■関東と関西で節電への意識の違いが浮き彫り
関東と関西の節電意識の差について聞いたところ、78%が温度差があると回答 |
今回調査を行なったのは、関東在住の主婦150名、関西在住の主婦150名の合計300名で、関西と関東の間の節電意識に対しても言及している。
調査では、「関東在住の人と関西在住の人の間に節電に対する意識の温度差はありますか」と質問。それに対して、約8割に当たる78%が「そう思う」と回答。また、今夏の節電に対しても、関東在住の主婦の43%が「とても意識した」と答えたのに対して、関西在住の主婦は20%にとどまった。
また、関西在住の主婦の意見として「まだ自分事ではない感じがする」「停電への危機感があまりない」などが上がり、トレンダーズでは「関東と関西の節電に対する意識の違いが浮き彫りになった」としている。
■冬の節電のポイントは暖房器具
今年の冬の節電方法として73%が「エアコンなどの電気暖房器具の設定温度の変更、使用を控える」と回答。以下、「家電の主電源を切り、待機電力を減らす」(46%)、「電気を使わない暖房器具を使う」(32%)、「冷蔵庫の温度設定を変更」(31%)と続く。また、「冬の節電のポイントは暖房器具の使用電力を減らすことだと思いますか」との質問には86%が「思う」と回答したという。
毎冬の暖房器具の使用状況についてのアンケートでは、エアコンが最も多く58%、次いでホットカーペット(34%)、こたつ(30%)と電気暖房器具を使用している人が多かった。一方、節電対策として使用を控えたい暖房器具については、エアコン(48%)、電気ストーブ(35%)、電気式床暖房(33%)、ホットカーペット(30%)と電気暖房器具が上位を占める結果となった。
73%が今年の冬の節電対策として「エアコンなどの電気暖房器具の設定温度の変更、使用を控える」と回答 |
全体の15%が節電対策として暖房器具を「ガスファンヒーター」に切り替えたいと回答 |
トレンダーズでは、電気を使わない暖房器具としてガスファンヒーターを提案。「今年の冬の節電対策として暖房器具をガスファンヒーターへ切り替えたいと思いますか」との質問に15%が「思う」と回答したという。同社では、今年6月に料理の熱源に関するアンケートを実施。その際65%が「節電のにガスコンロを活用したい」と回答したとし、「ガスを使った節電」に関心が高まっているとしている。
(阿部 夏子)
2011年10月6日 17:52