シャープ、プラズマクラスター機能を搭載した加湿セラミックファンヒーター

加湿セラミックファンヒーター「HX-A120」

 シャープは、プラズマクラスター機能を搭載した加湿セラミックファンヒーター「HX-A120」を、9月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

 加湿しながら、部屋を温めるセラミックファンヒーターで、シャープ独自の除菌・脱臭技術「プラズマクラスターイオン」の放出機能を備えている点が特徴。プラズマクラスターは、浮遊ウイルスやカビ菌の除菌、ダニのふんや死がいなどのアレル物質の作用の抑制、タバコやペットなどの気になる臭いの脱臭効果があるという。

 HX-A120では、1立方cm当たりのイオン濃度が7000個の「高濃度プラズマクラスター7000」ユニットを搭載。高濃度化により、アレル物質の作用をさらに抑えるとしている。

 暖房機能では、室温に応じて運転を切り替えて、室温を21~22℃に保つ「おまかせ(自動)運転」機能を搭載。自動的に運転モードの「強/弱」を切り替える。また、室温が15℃以下では、加湿を止めてすばやく暖房する「速暖」運転を開始する。

 加湿機能では、温度と湿度の「Wセンサー」によって、室温の変化に合わせて湿度を55~65%にコントロールする「うるおい(自動)運転」を行なう。加湿方式は、加熱式と気化式を自動で切り替える「ハイブリッド加湿」仕様。すばやく加湿するために、運転開始時に温風をフィルターに当てる加熱式加湿を行ない、部屋の湿度が十分になると、ヒーターを切って風を当てるのみの気化式加湿に切り替わる。同社ではこれにより、電気代の節約効果があるとしている。

 このほかの機能では、「入/切タイマー」、プラズマクラスターだけの送風運転ができる「プラズマクラスター単独運転」、倒れた時に自動で運転を停止する「対震自動運転停止装置」を備える。

 衛生面では、雑菌の繁殖を抑える抗菌処理を施した「抗菌加湿フィルター」と「抗菌エアフィルター」を採用。加湿フィルターは1日8時間使用した場合、2週間に1度の手入れで、約18カ月使用できる。

 本体サイズは450×180×417mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.3kg。タンク容量は約2.7L。消費電力は「強」運転で1,200W、1時間あたりの加湿量は約540ml(いずれも50Hz)。暖房のめやすは、木造住宅で最大約6畳まで、コンクリート住宅で最大約8畳まで。加湿のめやすは、木造和室で約8.5畳まで。プレハブ洋室で約14畳まで。プラズマクラスターのめやすは6畳まで。本体カラーはホワイト系とブルー系。






(小林 樹)

2011年9月14日 12:42