タニタ、脈の乱れを検知できる家庭用血圧計

脈の乱れを検知できるを搭載した家庭用血圧計。左から「BP-210」「BP-220」「BP-221」

 タニタは、脈の乱れを検知できる家庭用血圧計「BP-221」を、9月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8,000円前後。

 家庭用の上腕式血圧計の新モデル。BP-221では、血圧だけでなく、脈の乱れを検知できる機能を新たに搭載した点が特徴。

 同社によると、脈の乱れは心疾患の予防にとって、重要な要素になるという。本体では、脈拍のリズム差と、頻度を測定し、正常時のパターンと比較。心拍数が増加している「頻脈」、脈拍数の異常がある「除脈」、心臓の心室の収縮が不規則な「心房細動」、異常な刺激によって心臓が本体の周期を外れて早く収縮する「期外収縮時」などのパターンと照らし合わせることによって、脈の乱れをチェックして、本体に表示する。

 血圧測定機能では、測定したデータをWHO(世界保健機関)の血圧分類に基いたデータにより6段階で表示する機能のほか、2人分の測定結果をそれぞれ99回分記録できる機能、連続測定機能を搭載する。

 さらに、あらかじめ設定しておくことで、3回測定分の平均値を表示する機能を搭載する。これは、血圧測定の際、1回目のデータは高圧になることが多いため、正確を期すために、複数回測定したデータの平均値を記録することが良いといわれていることから搭載した機能で、ボタン1つですぐに平均値が表示されるというもの。

 本体サイズは139.72×134.94×140.95mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約500g。電源は単三アルカリ乾電池4本で、電池寿命は約400回測定分。

 下位機種として、2人分メモリー機能などを省略した上腕式の「BP-220」と、血圧測定値6段階表示機能を省略した手首式の「BP-210」を同時発売する。価格はオープンプライス。BP-220の店頭予想価格は7,000円前後、BP-210は5,000円前後。






(阿部 夏子)

2011年8月30日 15:07