東芝キャリア、業務用エアコン向け「一発節電リモコン」

~ビル用の「一発節電コントローラー」も

 東芝キャリアは、節電ボタンを押すことで、業務用エアコンの消費電力を抑制する「一発節電リモコン RBC-AMT32SD」を6月1日に発売する。希望小売価格は15,000円。

 店舗やオフィス向けの同社製エアコンに対応する製品で、リモコンに設けられた「節電ボタン」を押すと、あらかじめエアコンに設定された消費電力の上限値を75%に抑制する。

「一発節電リモコン」カバーを開いた状態節電モード時には、液晶中央に「75(%)セーブ」と表示される

 リモコンで節電ボタンが押されている状態でも、エアコンの運転が上限に達していない状態では通常通り動作し、外気温が上昇するなどで、運転が上限に達した際に運転を抑える。なお、消費電力の上限値は50~99%の範囲で変更できる。

節電モードイメージ図

 また、ビル空調システム用の「一発節電コントローラー TCB-SC1281TLSD」を7月1日に発売する。希望小売価格は10万円。

「一発節電コントローラー」カバーを開いた状態

 同社製の店舗/オフィス向けの同社製エアコンに加え、ビル用マルチ空調システムにも対応する。最大128台の室内ユニットが接続されたシステムに対応できる。

 一発節電リモコンと同様に、節電ボタンを押すだけで運転容量を75%に抑制できる。応接室など、節電対応しない部屋も個別に設定できる。

 店舗/オフィス向けエアコンでは電流を、ビル用システムの場合は室内要求能力を容量として制限する。






(伊達 浩二)

2011年5月23日 01:35