パナソニック、子供を乗せても運転しやすい幼児2人同乗電動アシスト自転車

 パナソニックサイクルテックは、子供を乗せてもふらつきにくい幼児座席付き電動アシスト自転車「ギュット」シリーズを5月23日より発売する。車輪サイズ20インチの「ギュット・ミニ BE-ENMM033」と、前輪22インチ後輪26インチの「ギュット BE-ENM633」の2機種で、希望小売価格はいずれも132,000円。

ギュット・ミニ BE-ENMM033ギュット BE-ENM633

 前と後ろに幼児座席を設けることで、幼児2人が同乗できる電動アシスト自転車。ギュットシリーズは、子供を乗せた時にふらつきが少ないように、前輪をコンパクトにした「子乗せ専用設計」を採用する。いずれの機種も前車輪をコンパクトにすることで、幼児座席の位置を低く設定。これにより子供の乗せおろしがしやすくなったほか、重心が低くなり安定しやすいという。

 さらに、駐輪時にスタンドを立てると、自動的に前用幼児座席のふらつきや転倒を防ぐ「スタピタ機能」を採用する。後ろの荷台は、子供を乗せることを想定して、頑丈設計のリヤキャリアを標準装備する。なお、後ろ用の幼児座席は別売りで、価格は14,800円。

 標準装備の前用幼児座席は、ハンドル操作のしやすさを配慮して、ハンドルの回転軸状に設置。安全性に配慮して、5点止めのシートベルトやクッション性の高いシートを採用する。背もたれは上下に動かすことができ、上に上げると子供の頭部を覆い、頭部への衝撃を軽減し、下にさげると子供の乗せおろしがしやすい構造となっている。前用幼児座席は、取り外し可能で別売りの「フロントバスケット」(3,300円)を取りつけることもできる。

別売りの「後用幼児座席」。価格は14,800円。前用座席を取り外して装着できる別売りの「フロントバスケット」。価格は3,300円

 ドライブユニットは、登り坂でパワフルなアシスト力を発揮する「ラクラクドライブユニット」を搭載。ギュット・ミニの後車輪は20インチと小さいが、専用ギアを採用しているため、たくさん漕ぐ必要はないとする。

 運転モードは、走行条件によりアシスト力を自動で調整する「オートマチック」、常に強い力でアシストする「パワー」、アシスト力を抑えることで消費電力を抑え、長距離を走れる「エコ」の3モードを搭載する。

 バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、バッテリー容量は8Ah。充電時間は約4.5時間。

 ギュット・ミニの全長サイズは1,803mmで、全幅は570mm。重量は32.3kg。各モードの走行距離はパワーモードが約24km、オートマチックモードが約27km、エコモードが約36km。本体カラーはピュアブラック、アクティブホワイト、フレッシュグリーン、クリームグリーン、ハッピーピンク、グレイッシュパープルの6色。




(阿部 夏子)

2011年4月20日 12:41