1月の家電出荷金額、エアコンが好調で前年比10.8%増

~冷蔵庫はエコポイント制度変更で減少
家電機器の国内出荷金額動向

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2011年1月の家電出荷金額を発表した。国内出荷金額は1,424億円で、前年同月比10.8%増と8カ月連続のプラスとなった。

 製品別で見ると、エアコンが台数ベースで前年同月比30.6%増の49万台、金額ベースで同48.8%増の407億円となり、共に8カ月連続のプラス、7カ月連続の2ケタ増となった。JEMAでは好調の理由について、全国的な急な冷え込みで、暖房としての利用が増えたことを挙げている。

 このほか台数ベースでは、今年の花粉の飛散量が例年よりも多くなると予想されたことから、空気清浄機が同44.6%増と大幅に増加。IHクッキングヒーター(同8%増)、掃除機(同1.2%増)も前年同月を上回った。

 一方、昨年好調な売り上げを記録した冷蔵庫は、家電エコポイント制度変更の影響から、同19.3%減の17万4千台。8カ月ぶりのマイナスとなった。先月微減を記録した洗濯機も、同0.2%減の40万6千台と2カ月連続のマイナスを記録した。





(小林 樹)

2011年2月28日 15:11