空気のためにかけられるお金は1カ月1,281円、ダイキン調査

「空気は私たちの健康と関係があると思いますか」という質問に対して、92.1%の人があると回答

 ダイキン工業は、20代から60代の男女1万人を対象に「空気に対する意識変化」に関する調査を実施した。調査では、29%の人が空気に対してお金を払っても良いと回答し、1カ月平均1,281円までなら空気にお金を出しても良いという結果となった。

 今回の調査は、男性5,150人、女性5,150人の計10,300人を対象にインターネットで行なわれた。調査機関は10月16日~17日の2日間。

 調査では92%の人が空気と健康に関連があると答えるなど、空気に対する意識が高いことがわかった。「きれいな空気がどのような効果・影響を与えるか」という質問については「健康を促進する」(28.5%)、「病気を予防する」(16.1%)、「気管支・肺に良い」(15.7%)と、身体全体の健康へ影響するものだと考えている人が多かった。

 また、「空気が気になる時」については「風邪・インフルエンザシーズン」がもっとも多く全体の18.1%、次いで「喫煙者がいるとき」「交通量の多い道路を渡る時」「花粉のシーズン」と続いた。

「空気がいつも以上に気になるのはどんな時」という質問ではインフルエンザや風邪のシーズン、花粉シーズンなどが挙がった
「おいしい・快適な空気を1カ月得るために出しても良い金額」の平均は1,281円

 空気に関してがコスト意識(お金を払っても良い)があるかとの質問には、全体の29%があると回答。2002年の調査時に比べ約10%増加している。「おいしい・快適な空気を1カ月得るために出しても良い金額」については、「1~1000円未満」(40.4%)が最も多く、次いで「0円」(27.9%)となっている。全体の平均金額は1,281円で、年齢・性別では20~24歳の男性が2,246円平均で最も高く、40~44歳の女性の平均は1,039円と最も低いという結果になった。

 「おいしい・快適な空気を得るために具体的にどのようなことにお金をかけたか(かけたいか)」という設問には、空気清浄機(48.7%)が1位で、「緑の多い場所・森林浴(に行く)」が40.9%と二分する結果となった。今回の調査では、42.4%の人が空気清浄機を所有していると回答している。

「おいしい・快適な空気を得るために具体的にどのようなことにお金をかけたか(かけたいか)という質問では、空気清浄機が最も多く、森林浴や緑の多い場所に行く2位となった




(阿部 夏子)

2010年11月5日 16:56