東芝、明るくて軽い白熱電球60W相当のLED電球

~放熱フィン省略で約40%の軽量化

 東芝ライテックは、明るさが向上し重量も軽くなったLED電球「一般電球形7.2W」と「一般電球形6.3W」を、11月17日に発売する。希望小売価格は、一般電球形7.2Wが3,885円、一般電球形6.3Wが3,675円。光色はいずれも昼白色と電球色が用意される。

一般電球形7.2Wパッケージ。電球色(左)と昼白色(右)が用意される

 E26口金に取り付けられるLED電球。白熱電球と比べると、「7.2W」は60W形相当、「6.3W」では40W形相当の明るさを備えている(いずれも電球色、ランプ直下の場合)。

 新製品では、構造部品を見直すことで、従来モデル「一般電球形6.4W」よりも明るくなった点が特徴。「7.2W」を従来モデルと比べた場合、全光束は約15%高い600lmとなった。これにより、消費電力1W当たりの発光効率も、従来の81.3lm/Wから83.3lm/Wとなった。

 また電球本体では、放熱フィンのない構造を採用。筐体を薄肉化し、電源回路の収納スペースを大きく取ることで、回路部品の間隔が適正化でき、フィンなしでも回路からの発熱が分散できるようになったという。これにより、重量も軽くなり、従来モデルの120gから、約40%減の70gとなった。

 さらに、本体サイズは60×108mm(直径×高さ)と、白熱電球に近いサイズを採用。口金付近も白熱電球の形状に近づけることで、従来の照明器具との適合率を考慮しているという。なお、「6.3W」は密閉型器具での使用に対応している。

【スペック表】
※下半球光束とは、水平面下に放射される光の量(ランプ直下の明るさ)のこと
タイプ名  一般電球形7.2W  一般電球形6.3W
品番LDA7LLDA7NLDA6L/2LDA6N/2
光色電球色昼白色電球色昼白色
口金E26
定格消費電力7.2W6.3W
全光束485lm600lm380lm485lm
白熱電球と比較した明るさ
(全光束)
40W形相当30W形相当40W形相当
下半球光束※446lm552lm350lm446lm
白熱電球と比較した明るさ
(下半球光束)
60W形相当40W形相当60W形相当
最大光度130cd161cd102cd130cd
平均演色評価数Ra75Ra70Ra75Ra70
定格寿命40,000時間
希望小売価格3,885円3,675円





(正藤 慶一)

2010年10月28日 16:46