三菱、電気出力が向上した住宅用太陽電池

大出力無鉛はんだ太陽電池モジュール 190Wシリーズ

　三菱電機は、電気出力が向上した住宅用太陽電池「大出力無鉛はんだ太陽電池モジュール 190Wシリーズ」4機種を6月10日より発売する。製品の詳細は以下の表の通り。

　太陽光を利用して電気を発電する住宅用の太陽光発電システム。190Wシリーズでは、出力を高くするために、バスパー電極の本数を従来の2本から4本に増やし、電気抵抗を低減した。これによりセル1枚あたりの出力は従来より約3%向上したという。モジュール1枚あたりの出力は長方形の標準タイプで、185Wから190Wに大きくなった。

出力を大きくするために、バスパー電極を従来の2本から4本に増やした

　出力が大きくなったことにより、本体を設置した場合の発電量も増えた。同社従来品と同じ枚数を同じ配置で設置した場合、100W多いシステム構築が可能とする。

　本体構造の面では、積雪にも耐えられるように荷重強度が高いプロテクションバーを本体背面に設置した。また、塩害地域への設置にも対応できるように、耐湿性・密閉性に優れた三重構造バックフィルムを表面に採用したほか、フレームやネジなどには耐蝕性メッキを施している。

本体背面には荷重強度が高いプロテクションバーを設置する	海水などが直接かかる塩害地域にも設置できるよう三重構造のバックフィルムを表面に、耐蝕性メッキをフレームやネジなどにそれぞれ施した