シャープ、プラズマクラスターイオンの濃度が3.5倍になったエアコン
~“鳥の翼”ファンで省エネ性能は業界No.1
シャープ「プラズマクラスターエアコン」(左上)。写真下の黒い製品は、同日発表のプラズマクラスター加湿イオン発生機「IG-BK100」 |
型番 | AY-Z40SX | AY-Z50SX | AY-Z63SX | AY-Z71SX |
電源 | 単相200V | |||
冷房能力 | 4.0kW | 5.0kW | 6.3kW | 7.1kW |
適用床面積 (冷房時) | 14畳 | 16畳 | 20畳 | 23畳 |
店頭予想価格 | 27万円前後 | 30万円前後 | 32万円前後 | 34万円前後 |
14畳以上のリビング~LDKでの使用を想定した、フラッグシップ機に当たる製品。本製品では、従来モデルと比べてプラズマクラスターイオンの濃度を高めた点が特徴。2008年モデルでは1立方cm当たり7,000個だったが、本製品では25,000個となり、ウイルスやカビ菌、ニオイをより強力に分解・除去できるという。
また、エアコンの運転終了後には、本体内部にプラズマクラスターイオンを集中的に放出する「カビ除菌クリーニング」モードへ移行。エアコン運転時のカビ臭を抑える効果がある。さらに、1日1回、決まった時刻にプラズマクラスターイオンを室内に放出し、室内を清潔に保つ「部屋清浄運転」も用意されている。
エアコンで初めて、高濃度のプラズマクラスターイオンを発生する | 2008年モデルでは、イオン濃度は1立方cm当たり7,000個だったが、約3.5倍となる25,000個に増加。除菌スピードも速くなるという | エアコンによるプラズマクラスターイオンの濃度分布図。上が横の断面図で、下が縦の断面図 |
発表会会場では、エアコンの12m先のイオン濃度を計る実験も行なわれた | 12m離れた先のイオン濃度は、プラス・マイナスともに約40,000~60,000個の範囲で推移。広いリビングでもイオンが届けられるようだ |
今回はプラズマクラスターイオンによる室内機内部の清浄機能も搭載 | エアコン内部にはカビが溜まりやすい | プラズマクラスターイオンの運転の有無による、カビの発生具合の比較。同イオンを発生していた方(写真上)はキレイだが、イオンなしのもの(写真下)はカビだらけになっている |
室外機の翼に新形状を採用。消費電力を抑えている(写真上が新モデル、下が旧モデル) |
翼の形状のモデルとなったのは、アホウドリとイヌワシ | こちらは旧モデルの翼 | 新モデルでは、翼が伸び、切れ込みが入っている |
このほか、体に直接体を当てない空調技術「つつみ込む気流」も引き続き搭載。なおシャープのエアコンは、冷房運転において、癒しや快適感を向上する効果があるとして、大阪健康サービス産業創造協議会より「癒し快適エビデンス推奨マーク」の認証を受けているが、暖房においても癒し、快適の効果が検証されたとしている。
体に風が直接当たらない「つつみ込む気流」を引き続き採用 | 冷房運転では、癒しや快適感を向上すると第三者機関によって認められているが、同様の効果が暖房運転でもあることを検証したという |
期間消費電力量は、AY-Z50SXで1,670kWh、AY-Z63SXで2,428kWh。APFは、AY-Z50SXが6.0、AY-Z63SXは5.2。
シャープ 執行役員 健康・環境システム事業本部長 |
(正藤 慶一)
2009年10月14日 17:27
-ページの先頭へ-