無印良品、池袋西武に全製品ラインナップの旗艦店をリニューアルオープン

 良品計画は、18日10時に無印良品 池袋西武をリニューアルオープンする。無印良品西武池袋店は1994年にオープンした店舗。今回のリニューアルでは、無印良品が扱う製品全てを店舗にラインナップするため、売り場面積を従来の約2倍に拡大した。

 住所は、東京都 豊島区 南池袋1-28-1で、西武池袋本店の別館1~2Fにオープンする。

 店舗はデパート「西武池袋本店」内で、場所は旧「ILLUMS」店舗となる。最寄り駅はJR池袋駅、地下鉄有楽町線、丸ノ内線、副都心線の池袋駅で、駅構内に直結している。売り場面積は472坪で、東京23区では有楽町店に次ぐ規模となる。

 今回のリニューアルでは入店する西武池袋店との連携を強化した点が特徴。西武池袋店がメインターゲットとする女性に向けた売り場を拡充し、スキンケアや婦人ウェアに注力している。店舗のデザインコンセプトは「土・鉄・木」としており、店内装飾で木を多用しているほか、コーナーの雰囲気に合わせて土壁やアルミを使った壁を多用している。

 店舗は、1階と2階から成る。1階ではスキンケア製品や洋服、文房具などを扱い、2階では家具や収納用品、家電製品などを用意する。また家具売り場では、間取りやインテリアに関してアドバイスを行なう専任スタッフが在駐するという。

1階エントランス正面。丸太を使ったディスプレイを採用しているフロア構成池袋駅構内で行なわれているプロモーション

 店内の様子は以下、写真でご紹介する。

1階 スキンケア用品、衣類など

マネキンを使ったディスプレイなどで製品の使用シーンをイメージしやすくしている正面エントランスを入ってすぐ左側に設置された自転車の展示コーナー。背後には木のオブジェが設置されている無印良品が探し出した製品を販売する「Found MUJI」のコーナー。現在はヨーロッパの雑貨を中心に展開している。展示内容は定期的に更新する予定で、次回はアジアの雑貨を販売するという
西武池袋店で最も力を入れたというヘルス&ビューティーコーナー。路面に面したガラス張りになっている(取材時は準備中)。無印良品の店舗の中で最大になるお化粧直しがてら製品を試してもらいたいから(広報談)、と大きな鏡があるパウダーコーナーを全店舗中初めて設置した。ここでは全てのビューティーケア関連製品を試すことができる
西武百貨店のターゲット層を意識して売り場を充実させた女性用衣類コーナーランニングやトレーニング用のウェアが揃う「アクティブ」シリーズのコーナー靴売り場も充実している。製品の展示方法も百貨店を意識した造りとなっている
今回のリニューアルに合わせて見直しをしたという女性用のスーツラインナップ。リクルートスーツだけでなく大人の女性でも着られるデザインを多数用意するこちらは男性用のスーツラインナップ。男性用のスーツもラインなどを見直した木を使った子供用の玩具。子供服などと合わせて展示されている

2階 家具、家電、収納用品など

2階では、製品を組み合わせたディスプレイを各所で採用している。こちらのディスプレイは、靴など玄関周りで使うものを収納しているこちらはクローゼットをイメージしたディスプレイ身だしなみを整える場所を提案しているディスプレイ
家電製品も実際の使用に即したディスプレイがされている家電製品は白を基調としたデザインが目立つ

様々なジャンルで限定商品を用意

 西武池袋店では、リニューアルオープンに合わせた限定製品を多数扱う。衣類や文房具などのほかスキンケア用品、食器など豊富な種類を用意する。いずれも数量限定となる。

衣類では圧縮Tシャツ、ストールを限定商品として用意衣類をキューブ型に圧縮したもので、シワが残る独特の質感が特徴。ストールは945円、Tシャツは1,000円「体にフィットするソファ」ではカラーリングが店舗限定となる
限定製品の中でもユニークなのが「丸ごと一本バウム」だ。巨大なバームクーヘンがそのまま売られている。価格は1本10,500円文房具コーナーで用意されていたのが「ふぞろい付箋紙パック」。色やサイズが異なる様々な付箋紙がパックになっている。付箋紙は無印良品の製品だけでなく文具メーカーのものも含まれているという。100gパックで価格は105円こちらは、傷やちょっとしたハネが付いてしまったB級品の食器を安く売るという限定品。実用には支障のない製品が選ばれている




(阿部 夏子)

2009年9月17日 15:21