三菱重工の古いエアコンで火災、使用中止を呼びかけ


 三菱重工と三菱重工空調システムは、同社が1981年以前に製造したエアコンにおいて、室外機の経年劣化による焼損事故が2件発生したと発表。対象製品のユーザーに対し、使用の中止を呼びかけている。

 事故は、エアコンの圧縮機運転用のコンデンサーが劣化したことにより発生した。同社が1976年から1981年にかけて製造したエアコン室外機には、圧縮機運転用コンデンサーに安全弁が付いておらず、今後も同様の事故が発生する恐れがあることから、今回の告知に至ったという。対象台数は67,990台。

 同社は対象製品のユーザーに対し、電源プラグを抜き、ただちに使用を中止するよう呼びかけている。また、長期使用をする場合は、同社ホームページに掲載している「愛情点検」に注意し、老朽化した製品は早急に買い換えることを勧めている。

 

対象機種の室外機のイメージ画像室内機のイメージ画像
対象となるエアコンの型番と製造期間、販売台数


(正藤 慶一)

2009年8月21日 16:50