パナソニック、ナノイー搭載のハイブリッド式加湿器

ハイブリッド式加湿器「FE-KXE07」

 パナソニックは、ナノイー搭載のハイブリッド式加湿器「FE-KXE07」を9月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は28,000円前後。

 ウイルスの無力化、除菌、アレル物質の抑制や脱臭に効果のある同社独自のイオン「ナノイー」を搭載したハイブリッド式の加湿器。ナノイーは水に高電圧をかけることで生成される同社独自のイオンで、空気イオンに比べ水分量が高く、寿命が長いのが特徴。

 また、ナノイーには肌表面の皮脂膜を親水化する効果もあるとして、肌表面の潤い効果も期待できるという。同社によると、ナノイーと加湿を同時に運転することで、肌の潤い効果は約2倍、潤いスピードは約3倍になるという。

製品正面本体全面には加湿状態を示すパネルが搭載されている本体上部の操作部分

 加熱方式には、水を含んだフィルターに温風を通す「ハイブリッド式」を採用するが、「エコモード」運転時はヒーターを使わない送風運転に切り替わる。これにより、消費電力を大幅に節約でき、パワフルモード運転時と比べると消費電力は約95%削減できるという。

 加湿フィルターには10年間交換不要の新素材「フュージョン素材」を採用する。これは旭化成せんい株式会社と共同開発した新素材で、摩擦に強く汚れが落ちやすい性質のため、月1回の定期的なお手入れでフィルターの目詰まりを防げるという。

 衛生面では、水のぬめりや除菌の繁殖を抑える「イオン除菌ユニット」を加湿トレーに搭載する。またプレフィルターには、アレル物質やウイルスなどの抑制効果のある「スーパーアレルバスター」「緑茶カテキン」「バイオ除菌」の3つの機能材を添着する。

フュージョン素材を採用した加湿フィルター加湿トレーにはイオン除菌ユニットを搭載する給水タンクは本体側面から取り出す

 本体サイズは370×207×370mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.5kg。タンクの容量は約4.5L。消費電力は318W。プレハブ洋室の加湿適用面積は約19畳で、1時間当たりの最大加湿能力は670ml。本体カラーはブライトシルバー。

 下位機種としてプレハブ洋室の加湿適用面積が13畳の「FE-KXE05」も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後。

加湿セラミックファンヒーター「DS-FKX1200」

 また、暖房機能を搭載した加湿セラミックファンヒーター「DS-FKX1200」も同時発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。

 ナノイーを搭載し、加湿もできるセラミックファンヒーター。1時間当たりの暖房能力は1.2kWhで、加湿能力は520ml。

 加湿フィルターには、汚れの目づまりが少ない網目状のものを採用する。本体は汚れが落ちやすい構造のため、1日8時間使用した場合で3シーズンの連続使用が可能。


給水タンクは本体上部から取り出す給水タンク
温風吹き出し口。ナノイーは熱に弱い特性があるため、温風とは別の吹き出し口を設けている操作パネル

 本体サイズは、420×207×430mm(同)で、重量は5.8kg。最大消費電力は1,100W。給水タンクの容量は約3L。コンクリート住宅の暖房の目安は約4畳(6.6平方m)まで。加湿適応床面積はプレハブ洋室の場合で約14畳まで。





(阿部 夏子)

2009年8月6日 19:29