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eneloop、ベルリンで発売10周年の記念イベントを開催

会場に設置されたエネループのロゴ

 パナソニックが、ニッケル水素充電池「エネループ」の発売10周年を記念したイベントを、現地時間の2015年11月14日、ドイツ・ベルリンのショッピングセンター「BIKINI Berlin(ビキニベルリン)」で開催した。

 BIKINI Berlinは、ベルリン大空襲の傷跡を残したまま保存されているカイザー・ヴィルヘルム記念教会の目の前にあり、ベルリン動物園(Zoologischer Garten Berlin)からもすぐの場所だ。土曜日ということもあり、ショッピングなどに訪れた人たちが、イベントに参加した。

会場となったビキニベルリン。道の反対側にはカイザー・ヴィルヘルム記念教会
カイザー・ヴィルヘルム記念教会は、ベルリン大空襲の傷跡を残したまま保存されている
会場の近くにはベルリン動物園もあり、動物園帰りの親子連れも訪れた

 当日は、5人のプロモーションボーイズ、プロモーションガールズが、来場者にエネループの特徴などを説明するとともに、単四形エネループが3本入ったLEDランプをサンプリング配布。用意した5000個は、すべて配布され、それを上回る来場者が訪れた。

 今回のイベントは、2005年11月14日に発売されたエネループの発売10周年を記念した世界唯一のリアル型イベントで、当日の午前11時から午後10時までの間、エネループを展示して、これまでの10年間の成功を祝うとともに、午後4時からは、eneloopロゴを点灯。さらに、サンプリング配布したLEDランプと同じ、エネループを3本使ったLEDランプによる色とりどりのイルミネーションも来場者の注目を集めていた。

午後4時以降はエネループロゴが点灯された
エネループを電源にしたLEDランプを点灯。同じものが参加者に配布された
エネルーピーの登場に写真撮影のために多くの人が集まった

 また、エネループのキャラクターであるエネルーピーもイベントに参加。会場ではエネルーピーと一緒に記念撮影をしたいという参加者が殺到。ドイツにおいても、エネルーピーの人気は高いようであった。

ドイツ国内の店舗でもエネループを展示販売

量販店「サターン」でも、 eneloop10周年の店頭展示を 実施

 一方、今回のイベント開催にあわせて、量販店大手の「サターン」では、エネループの発売10周年にあわせた店頭展示を実施。「繰り返し使えるライフスタイル」というコンセプトを実現し、環境にも配慮したエネループならではの特徴を訴求してみせた。現在、ドイツ国内の250店舗以上の量販店で、エネループの展示販売が行なわれているという。

 ドイツは環境に対する意識が高いこともあり、欧州のなかでも充電池の需要が高いという特徴がある。市場調査によると、ドイツでは96%の人が充電池という製品を認識しており、実際に67%のユーザーが利用しているという。エネループも市場参入後、自己放電率が低いことと、繰り返し使える回数が約2100回と多いこともあって、すでに19%の人が認知。9%の人が利用しているという。さらに、エネループ購入者の91%が満足、47%のユーザーが次回もエネループを購入したいと回答している。ドイツでも着実にシェアを拡大している段階にある。

 なお、同社では、エネループの発売10周年を記念して、書いたイラストをそのまま「ぬいぐるみ」としてプレゼントする「きっと大切にしたくなる。世界にひとつだけのプレゼントキャンペーン!」を、2016年1月末まで実施している。日本のぬいぐるみ工房である「エソラワークス」が制作。全世界の応募のなかから、毎月10人、期間中合計100人にプレゼントする。

エネルーピーのまわりには子供たちが集まる

同社では、このキャンペーンの狙いとして、「未来の子どもたちに美しい地球を残したいという想いをカタチにしたエネループへの感謝と、くり返し使う大切さを伝えていくために、描いたイラストをぬいぐるみという、カタチにして贈り届けたいと考えた。できることなら、10年、20年、100年先まで、使い捨てせずに、何度も繰り返し使ってほしい。そして、自分の描いたイラストが、ぬいぐるみとなって目の前に現れるというサプライズが幸せなエネルギーになることを願って実施している」としている。

大河原 克行