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クラウドファンディング家電〜トイレのタイミングを知らせてくれる排泄予知ガジェット
(2015/5/28 10:31)
「クラウドファンディング」とは、製品開発などのプロジェクトを達成させるための資金を“多くの人たち(Crowd)”から集めて“資金調達(Funding)”するという意味。ここでは、クラウドファンディングで資金調達中の家電開発プロジェクトを紹介する。
今回紹介するのは、排泄予知機器「DFree」。本体を専用ゲルパッドなどで下腹部に装着すると、スマートフォンアプリと連携し、「あと●●分で出ます」などと、トイレに行くべきタイミングを知らせてくれるというもの。
本機を開発しているトリプル・ダブリュー・ジャパンによれば、自分で排便のコントロールできない人が、日本だけで現在430万人以上いるという。こうした排泄の悩みを抱えている人は、外出することに不安を持っていることが多い。そんな不安を、排泄のタイミングを余裕をもって知らせることで解消しようというのが「DFree」なのだ。
本機は、内蔵された超音波センサーで、体内の動きをモニター。そのデータは、専用アプリをインストールしたスマートフォンに送信して分析。排尿や排便のタイミングを予知し、ユーザーに余裕をもってトイレへ行くよう促すのだ。
スマートフォンアプリには、「現在、○○%溜まっています。○○分後にトイレの時間がきます」と表示。バイブレーションととともに、排泄のタイミングを事前に知らせてくれる。
さらにアプリが排泄時間を記録していき、個人差のあるトイレのタイミングを学習。使っていくうちに、自分にあったタイミングに調整されていくよう、現在開発中なのだとか。
予定している本体仕様は、以下の通り。本体サイズが35×53×8mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは20g。一度の充電で約60時間の連続稼働時間を予定している。本体には、生体適合が認められた素材を採用する。
現在、先行予約として3タイプを用意。DFreeの タイプAは、排尿のタイミングのみを予知し、価格は18,000円。タイプBは、排便のタイミングのみを予知し、価格は24,000円。そして排尿と排便のタイミングを予知するタイプCの価格が、36,000円。いずれも2016年4月頃の発送を予定している。
なお5月25日時点で、704万5,000円の出資金(購入予約)が集まっている。残すところあと2カ月弱だが、このプロジェクトがどこまで伸びるか楽しみなところだ。