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パナソニック、置き場所に困らない壁掛けタイプの蓄電システム
(2014/2/24 12:55)
パナソニックは、置き場所に困らない壁掛けタイプの蓄電システム「住宅用 リチウムイオン蓄電盤 蓄電容量:1kWh 壁掛けタイプ LJ-SG10A」の受注を2月28日より開始する。希望小売価格(税抜・工事費別)は、398,000円。
容量1kWhの蓄電システム。同社によると、太陽光発電システム購入者の約40%が蓄電システムの導入を検討したものの、価格面や設置スペースを理由に購入を見送っている人が多かったという。新製品では、スペースの確保や床の補強が必要ない壁掛けタイプを業界で初めて採用。住宅用分電盤サイズの小型でフラットなデザインを採用し、住空間と調和しやすいという。また、価格は標準的な戸建住宅にも導入しやすいよう、希望小売価格(税抜)を40万円以下に設定した。
本体は室内専用タイプで、使用環境条件は室温0~40℃、湿度20~85%(結露はなしにすること)。
機能面では、平常時に電力を蓄え、停電時に自動で電力を供給する機能を備える。ただし、停電しないわけではなく、5秒の切り替え時間がかかる。また冷蔵庫に接続している場合は過負荷防止のため、約7分後に電力が供給される。住宅で使った場合、液晶テレビ、LEDシーリングライト、LEDダウンライト、冷蔵庫の4台を同時に約2時間連続稼働できる。小規模店舗の場合、光通信関係、UPS、POSレジ、パソコンを同時に約2時間連続稼働できる。
充電時間は約6時間(系統充電時)。定格出力は500VAで、入出力電圧はAC100V。
本体には、太陽光発電システムのパワーコンディショナからの自立出力を受ける専用入力端子台を内蔵しており、停電時、太陽電池が発電している時には太陽光発電システムから充電することもできる。蓄電しながら、機器を使用することもできる、非常時の安心を確保するという。
本体サイズは、605×155×350mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約20kg。電池残量、異常状態を表示する電力残量ランプを備える。