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パイオニア、ワンタッチで通話できる高齢者向け電話子機「ら・く・わ」

~受話器にはくるくるコードを採用

受話器で話せるあんしん子機“ら・く・わ” TF-TA61RW-T

 パイオニアは、ワンタッチで通話ができる高齢者向けの電話子機「受話器で話せるあんしん子機“ら・く・わ” TF-TA61RW-T」を、9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10,000円前後。

 パイオニアのDECT準拠方式をしたコードレス電話機にワイヤレスで接続して使用する子機。通常のダイヤルボタンのほかに、大きなワンタッチダイヤルボタンを本体中央に設置した点が特徴。あらかじめよく電話を掛ける相手を登録しておくことで、ワンタッチで電話が掛けられる。着信時には、着信相手が誰か一瞬で判断できるよう、ボタンが光る。番号の登録は5件まで。登録した人の名前を書いて本体に貼るシールも用意される。

 また、高齢者が操作しやすいよう、受話器には古い電話機で使われていたような螺旋状のコードを搭載する。親機とはワイヤレスで接続し、電源は充電池のため、電話線や電源のない場所にも設置できる。

 このほか、受話音量が簡単に調節できる大きなツマミ、ワンタッチで親機とすべての子機を一斉に呼び出す「ワンタッチ内線一斉呼出」ボタンも用意される。

 本体サイズは約192×17×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約560g。電源はニッケル水素電池。待ち受け時間は約120時間、連続通話は約6時間。充電時間は約10時間。消費電力は通話時、充電時とも約1.7W。対応機器以外の親機に接続する場合は、同社が9月中旬に発売する「つなぐステーション」を利用する。

正藤 慶一