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東芝ライテック、断熱材施工器具に対応したスリムなLED電球

~T形電球型蛍光灯用器具に、そのまま交換可能

「T形 6.7W・7.4W」

 東芝ライテックは、電球形蛍光灯と同等のサイズと機能を採用したLED電球「T形 6.7W・7.4W」を2月20日に発売する。昼白色相当の「LDT7N-G/S」と、電球色相当の「LDT7L-G/S」が用意され、希望小売価格は6,510円。

 電球形蛍光灯D形やT型の専用器具にも取りつけられる、スリムなデザインのE26口金LED電球。2012年2月に発売された「T形7.4W」と同じサイズで、新たに断熱材施工器具に対応した。

 同社によれば、近年の戸建て住宅は断熱性を高めるために、天井に断熱材を敷き詰める場合が多く、このような場所のダウンライトなどの天井埋込み型照明器具でLED電球を使用すると、天井への放熱が断熱材によって妨げられ、LED電球の寿命が短くなるという。今回、断熱材施工器具対応を果たしたことで、電球型蛍光灯からの置き換えが容易になったとしている。

 昼白色相当のLDT7N-G/Sは、消費電力は昨年のモデルと同じ7.4Wだが、全光束が600lmから810lmへ、最大輝度も60cdから86cdへ向上した。本体サイズは40×109mm(直径×長さ)で変わらないが、重量は125gから138gへと重くなっている。

 電球色相当のLDT7L-G/Sは、消費電力が7.4Wから6.7Wへと下がったが、全光束は485lmから560lmへ、最大輝度は48cdから59cdへ向上している。本体サイズは変わらず、重量は125gから129gへとわずかに重くなった。

 いずれも定格寿命は40,000時間としており、電球型蛍光灯に比べ約4倍の寿命があるとしている。

通常の白熱電球型LED電球では設置できない器具にも対応する
配光角が広いため、電球を横にして使用する器具でも使用できる

 なお、スリムなD形やT形の電球型蛍光灯に対応したダウンライト器具などは、通常のE26口金LED電球では取り付けできない場合がある。T形LED電球はコンパクトで、D形T形の電球型蛍光灯用器具にそのまま設置できる。

 電球形蛍光灯と同等の300度の配光角を持っており、電球を横に設置するタイプのダウンライト器具でも、そのまま設置できる。なお、密閉型器具には対応するが、調光機能を持った器具には対応しない。

伊達 浩二