タイガー、ごはんとおかずが同時に作れるIH式炊飯器「おとなのtacook」

 タイガー魔法瓶は、ごはんとおかずが同時に調理できる小容量炊飯器「tacook(タクック)」の新製品として、IHタイプの「おとなのtacook JKU-A550」を追加、12月21日に発売する。希望小売価格は34,650円。

「おとなのtacook JKU-A550」ブラック。付属のクッキングプレートを内釜に重ねることで、ごはんとおかずが同時調理できるJKU-A550 ホワイト

 タイガー魔法瓶が2月に発売したマイコン式の「tacook JAJ-A550」に次ぐ、同シリーズの第2弾となる製品。同社によると、JAJ-A550は当初、一人暮らしの若い女性層をターゲットとしていたが、20代以下の購入者は全体の約3割であるのに対し、50代以上の購入者も約3割と多く、さらに50代以上の購入者の約9割が、購入理由に“ごはんのおかずの同時調理”という利便性を挙げていたという。このことから、新製品の「おとなのtacook」では、おいしさにこだわりながら手間と時間を省く、“大人のためのゆとりあるライフスタイル”を演出することをテーマとしている。

 おいしさへのこだわりについては、炊飯方式を従来のマイコン式からIH式に変更。IHの高火力でふっくらと香り立つごはんを炊き上げるという。

 また、内釜には土鍋釜で炊くごはんに近づけるために、内側と外側に土鍋のコーティングを施した「3層遠赤特厚釜」を採用。遠赤効果を高め、細やかな泡で沸騰することで、水分をごはんの一粒一粒までムラなく広げるという。

 ごはんとおかずの同時調理方法は、従来モデルと同じ。下ごしらえをした材料を付属のクッキングプレートに入れ、米と水を内釜に入れて本体にセットし、炊飯ボタンを押す。その後、炊飯中の蒸気がクッキングプレート内の食材を加熱調理する。クッキングプレートには底面に穴が開いていないため、調理の汁気が下に落ちることもなく、また上段で加熱調理、下段で炊飯を行なうことで、調理の具材でごはんが潰れることもないという。同時調理の場合、容量は0.5合または1合の白米炊飯に限られる。

 このほか、液晶画面には見やすいオレンジ色のバックライトを採用する。

 本体サイズは234×287×203mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.5kg。炊飯容量は0.09Lから0.54L。最大消費電力は705W。1回当たりの炊飯時消費電力量は123Whで、1時間当たりの保温時消費電力量は16.55Wh。年間消費電力量は52.8kWh/年。本体カラーはホワイトとブラック。

マイコン式の「おとなのtacook JBU-A550」。カラーはホワイトのみ

 下位モデルとして、マイコン式の「おとなのtacook JBU-A550」も、同時に発売する。希望小売価格は17,850円。炊飯容量は0.09Lから0.54L。







(正藤 慶一)

2012年11月21日 15:23