パナソニック、最長176km走行できる長距離向け電動アシスト自転車

 パナソニックサイクルテックは、バッテリー容量を昨年モデルより10%アップした長距離走行向けの電動アシスト自転車「ビビチャージ」シリーズ2機種を11月下旬より発売する。希望小売価格は27インチの「ビビチャージ・WT BE-EKWT752」が167,000円。26インチの「ビビチャージ・W BE-EKW632」が165,000円。

「ビビチャージ・WT BE-EKWT752」ピュアマットブラック「ビビチャージ・W BE-EKW632」ピュアブラック

 同社の電動アシスト自転車では最大の容量17.6Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載した電動アシスト自転車。バッテリー容量を昨年モデルより10%向上させ、走行距離が約16km伸びて、最長約176kmになった点が特徴。

 また、ハンドル部に付属の液晶スイッチに、消費カロリーを表示する機能を追加。走行時に消費したカロリーを算出して知らせる。

 アシスト機能では、なめらかな乗り心地を実現するという「Wセンサーシステム」を新たに採用した。昨年モデルではアシスト力を制御するために、トルクでモーター回転数をコントロールする「トルクセンサー」を搭載していたが、新製品では走行スピードを感知する「ホイールセンサー」も追加。2つのセンサーが働くことで、1速や2速のような軽いギアの時にも、アシスト力が最適に調節され、アシスト力が続くという。

走行時の消費カロリーを表示する「トルクセンサー」と「ホイールセンサー」でなめらかにアシストする

 機能面ではほかに、長距離走行を可能にするため、走行中の運動エネルギーから電気を創る回生充電機能「乗ったまま充電」を昨年モデルに引き続き搭載している。走行中にモーターが発電機に切り替わり、作った電気をバッテリーに充電する。

 走行モードは、パワフルにアシストする「パワーモード」、勾配によってアシスト力を自動調整する「オートマチックモード」、アシスト力を抑えて走行距離を伸ばす「平地充電モード」を搭載している。走行距離は、「パワーモード」で約68km、「オートマチックモード」で約94km、「平地充電モード」で約176km。

走行モードは「パワーモード」「オートマチックモード」「平地充電モード」の3タイプ

 使い勝手の面では、走行状態をセンサーで感知し、自動で省エネ走行する「エコナビ」機能、周囲の明るさによってライトが自動で点灯する「オートライト」機能を引き続き搭載する。

 ビビチャージ・WTの本体サイズは1,885×590mm(全長×全幅)で、重量は30.3kg。本体には充電器が付属する。バッテリーの満充電にかかる時間は約5.5時間。本体カラーはピュアマットブラック、エコグリーン、マットフロスグレー。

エコグリーンマットフロストグレー
エコグリーンジュエルローズプラズマシルバー

 このほか、バッテリー容量8.9Ahの中距離走行モデル「ビビチャージ」シリーズ3機種も発売する。希望小売価格は27インチの「ビビチャージ・DT BE-EKDT752」が131,000円。26インチの「ビビチャージ・D BE-EKW632」と24インチの「ビビチャージ・D BE-EKW432」が129,000円。

「ビビチャージ・DT BE-EKDT752」 ピュアマットブラックマットデザートシルバーファインブルー
「ビビチャージ・D BE-EKW632/BE-EKW432」パールホワイトクリアピスタチオ
シアーオレンジチョコブラウン








(小林 樹)

2012年11月16日 13:57