パナソニック、従来光源よりも安く省エネの一体型LEDベースライト「iDシリーズ」

 パナソニック エコソリューションズ社は、シンプルなデザインと求めやすい価格を追求した天井照明「一体型LEDベースライト iDシリーズ」全48品番を、12月中旬に発売する。希望小売価格は、器具とLEDユニットの組み合わせで17,325円~31,290円。

一体型LEDベースライト iDシリーズ光源部分となる「ライトバー」を器具にはめる

 オフィスなどの天井に設置するベースライトの新製品。光源に直管型のLEDランプではなく、電源内蔵型の薄型LEDユニット「ライトバー」を採用している点が特徴となる。ライトバーには高反射シートと高拡散パネルが採用されており、LEDの光を効率良く拡散し、広範囲に光を届けるという。

 また、器具の高さは50mmで、天井にすっきり収まる薄型デザインとなっている。従来の蛍光灯の富士型器具「FA42038F SUH」と比較して、高さを約30%低減しているという。

ライトバーの分解図器具の高さは、従来よりも約30%低くなった

 ライトバーの明るさは、光束が5,200lm、4,000lm、2,500lm、2,000lmという4タイプ、光色には昼白色(5,000K)と白色(4,000K)の2色をラインナップ。器具も天井直付型と天井埋込型の6種類を用意しており、全48通りの組み合わせから選定できる。

 このうち、天井直付型の器具と、光束が5,200lmのライトバーを組み合わせた場合、従来のFLR40型蛍光灯器具2本と比べ、明るさは同等以上で、約45%の節電ができるという。さらに値段についても、従来器具の組み合わせ希望小売価格が38,325円に対し、iDシリーズでは25,200円と、価格面でもメリットがあるという。

 また、直付型4,000lmタイプのライトバーを使用した場合、従来のHf32形2灯定格出力型の蛍光灯器具と比較して、約1.8年で初期投資額が回収できるという。

 パナソニックでは、さまざまな空間で照明器具をまるごとリニューアルする際にお勧めとしており、LEDベースライトのスタンダードとして、省エネが求められるオフィスなどの市場に提案していくとしている。

光源は4種類2色、器具は6種類を用意。全48通りから選択できる
直付型4,000lmタイプでは、約1.8年で初期投資額が回収できるという価格は17,325円から31,290円まで





(正藤 慶一)

2012年11月5日 15:43