東芝、光が180度広がるE17口金のLED電球

~斜め口金、密閉型器具にも対応
E-CORE(イー・コア) LED電球ミニクリプトン形5.6W 光が広がるタイプ 電球色(中央) 昼白色(右)

 東芝ライテックは、光が180度広がるE17口金のLED電球「E-CORE(イー・コア) LED電球ミニクリプトン形5.6W 光が広がるタイプ」を、9月10日に発売する。電球色の「LDA6L-G-E17/S」と昼白色の「LDA6N-G-E17/S」が用意され、希望小売価格はいずれも4,830円。

 E17口金の小型電球に置き換わるLED電球で、本体内部に同社の光拡散技術「マルチ拡散グローブ」を搭載することで、光の拡散性を高めた点が特徴。グローブは台形で、天面に波紋形の模様「波紋形プリズム」を設けることで、グローブの内面で光が反射する構造になっている。

 この結果、配光角度は約180度となり、ランプが斜めに取り付けられている“斜め口金”のダウンライト器具にも使用できるという。


内面のイメージ図光の広がり方のイメージ図。配光角度は約180度

 また、断熱材施工器具や、密閉型器具にも対応した。近年の戸建て住宅では、冷暖房効率を高めるため、断熱材施工を施す場合が多く、このような場所に設置されている天井埋込形の照明器具でLED電球を使用すると、天井への放熱が断熱材により妨げられ、ランプ内の温度が上昇、寿命が短くなる恐れがあるという。

 しかし本製品では、熱に対する耐久性を向上。電球本体に放熱性に優れた材料を採用し、消費電力を抑えるなどの対策を施すことで、断熱材施工器具や密閉型器具に対応しながら、定格寿命を40,000時間の長寿命としている。

 ミニクリプトン電球40Wと比べた場合、消費電力は約84%の削減。40,000時間経過した際の電気代で比べると、約26,752円の削減になるという。また、寿命は約20倍で、取り替えの手間が大きく省けるという。

 本体サイズは35×78mm(外径×全長)で、重量は61g。定格寿命は5.6W。全光束は、電球色タイプが380lmで、ミニクリプトン電球25W形相当。昼白色タイプは530lmで、ミニクリプトン電球40W形相当。






(正藤 慶一)

2012年9月3日 15:51