シャープ、料理教室の先生が作る「ヘルシオレシピグランプリ」を開催

~グランプリはおかず5品を一度に作る「ヘルシーオイシー弁当」
全国の料理教室の先生を対象とした「ヘルシオレシピグランプリ」。最終審査には各エリア代表の6名と、審査員を務めた料理研究家の爲後喜光先生、俳優・タレントの西村和彦氏、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 事業部長 長谷川実氏が集まった

 シャープは、全国の料理教室の先生を対象にした「ヘルシオレシピグランプリ2012」を開催、5月31日に最終審査、表彰式を行なった。

 「子供たちに残したい日本の家庭の味」をテーマにしたレシピコンテスト。レシピは、参加者の地元の食材を使うこと、シャープのスチームオーブンレンジ「ヘルシオ」を使うことが条件となる。

 今回の大会は、全国を地域ごとに6ブロックに分け、エリアごとに審査が進められた。最終審査には各エリアの代表者計6名が臨んだ。参加者はいずれも料理教室などで料理を教える先生で、レシピのジャンルなどは問わない。

 審査員は、ヘルシオのレシピ監修なども担当する料理研究家の爲後喜光先生、俳優・タレントの西村和彦氏、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 事業部長 長谷川実氏3名のほか、レシピや食べ歩きなどの記事を中心に執筆するフードブロガーも審査に加わった。

会場の様子。参加者は午前中にあらかじめ調理をおえている審査は審査員3名と、フードブロガーの試食によって行なわれた

 最終審査に残ったレシピは以下の6品。

・アップルローストチキン(調理時間目安:1時間半) 大澄かほる先生

・チキンロールおこわ~柚子こしょう風味(調理時間目安:1時間) 川越直子先生

・タイ風鶏の炊き込みご飯(カオマンガイ)(調理時間目安:40分) 平井一代先生

・ヘルシーオイシー弁当(調理時間目安:30分) 栗田登志子先生

・ルリジューズ(調理時間目安:90~120分) 落合加寿美先生

・博多包子hakatapaotsu~高菜明太まん(調理時間目安:2時間) 吉田智美先生

アップルローストチキン(調理時間目安:1時間半)チキンロールおこわ~柚子こしょう風味(調理時間目安:1時間)タイ風鶏の炊き込みご飯(カオマンガイ)(調理時間目安:40分)
ヘルシーオイシー弁当(調理時間目安:30分) 栗田登志子先生ルリジューズ(調理時間目安:90~120分) 落合加寿美先生博多包子hakatapaotsu~高菜明太まん(調理時間目安:2時間) 吉田智美先生

 いずれものメニューもヘルシオを使って調理されたオリジナルメニュー。審査は、本人によるアピールと、審査員の試食によって行なわれた。

 北海道・東北エリア代表の大澄かほる先生のメニューは、アップルローストチキン。「北海道の特産であるりんごとじゃがいもをメインで食べて欲しくて作ったメニュー」だという。

 また、中国・四国・九州エリア代表の吉田智美先生は地元博多の名物である「博多ラーメン」を意識したユニークなまんじゅうを提案。「生地にとんこつスープを入れたのが特徴です。中には高菜や明太子など博多の名物を存分に入れました」とコメント。また、調理にヘルシオを使うのは「楽」だという。「自宅にもちろん、蒸し器はあるんですが、片付けに手間がかかる。ヘルシオは蒸し料理が手軽にできるのが嬉しい」と語った。

ヘルシーオイシー弁当を作った栗田登志子先生が最優秀賞に選ばれた

 審査の結果、最優秀賞を受賞したのは栗田登志子先生のヘルシーオイシー弁当。味噌ボール、かぼちゃのカレー煮、半熟卵煮、ピクルス、ひじきふりかけと言った5種類のレシピを一気にヘルシオで加熱、手間がかかるお弁当作りを一気にできる点が評価された。

 加熱時間を含めた調理時間は約30分で、加熱はヘルシオのオートメニューである「お弁当」コースの自動加熱で約20分ほど。

 栗田先生は、「娘にも手作り弁当を作ってきたが、年頃になるとどうしてもダイエットという話が出る。ヘルシオで作るメニューはカロリーカットしながら、調理できるので娘も喜んでいる」と話した。また、5品目を一気に加熱するというレシピについては「何度もやり直して、微調整を重ねた」と明かす。優勝の際は「こんなに緊張したのは本当に久しぶり」と涙ぐむシーンもあった。

審査員を務めた爲後喜光先生

 審査員を務めた爲後喜光先生は、今回のレシピグランプリについて「レベルが高くて、審査が本当に難しかった。ただ、オーブンレンジを使って料理するというのは、手間を加えるというよりも、あたたかいものが手早くできるのが重要。手間や見た目のきれいさだけでなく、簡単に早くできるというのもポイントになった」と総評した。

俳優の西村和彦氏

 俳優の西村和彦氏は、「料理の専門家でもないのに、この場に立つのはおこがましい」としながらも、「自分の好みを優先して選んだ」と話した。西村氏は、自宅でもヘルシオを使っているとして「自分の家のヘルシオはただの箱だけど、使う人が違うと魔法の箱になるんだ」とレシピの仕上がりに驚いていた。

 シャープ 長谷川実氏は、「レベルが高くて、審査が難しかった。開発者としても参考になることがたくさんあって、今後の製品開発に活かしていきたい。これからも、健康でかつ簡単にできる調理器具ヘルシオをより一層進化させていく」とコメントした。

 優勝者の栗田先生には、賞金30万円とシャープの加湿空気清浄機が授与された。また、そのほかの5名の参加者にも優秀賞として賞金5万円、シャープのプラズマクラスターイオン発生器が渡された。

 今回受賞した6つのレシピは、シャープの特設ウェブサイト「ヘルシオレシピグランプリ」にて順次公開される予定。

シャープ 長谷川実氏参加者全員に優秀賞が贈呈された栗田さんには爲後喜光先生から、最優秀賞として賞金30万円とシャープの加湿空気清浄機が授与された





(阿部 夏子)

2012年6月1日 00:00