NEC、白熱電球よりも光が広がるLED電球

~明るさ60W相当で配光角330度
LIFELED'S(ライフレッズ) LDA9N-G/LDA9L-G

 NECライティングは、白熱電球よりも光が広がるLED電球「LIFELED'S(ライフレッズ) LDA9N-G/LDA9L-G」の2品種を、5月1日より発売する。昼白色相当のLDA9N-Gと、電球色相当のLDA9L-Gが用意され、価格はいずれもオープンプライス、市場想定価格は3,000円前後。

 昼白色タイプで白熱電球60W相当の明るさを備えたE26口金LED電球。白熱電球よりも光が横に広がる点が特徴。一般的にLEDの光は直進性が強いとされるが、新製品の配光角度は330度で、特に口金部から水平方向への配光を高めた。なお、配光角度を広げるため、特殊な形の拡散用レンズと高拡散カバーを採用している。

拡散用レンズと拡散用カバーで光を広げる。配光角は330度だが、白熱電球に比べ、横方向への配光を高めている

 消費電力は9W。同等の明るさの60W白熱電球に比べ、約6分の1に当たる。同社では、環境省のグリーン購入法が定める、環境に配慮した製品への新基準を満たしたとしている。

 デザイン面では、高効率な放熱技術を採用することで放熱フィンを省略。一般的な白熱電球に似た外観デザインとした。ランプが見える状態で使用しても違和感がなく、インテリア性を損なうことがないという。

 本体サイズは60×120mm(直径×高さ)で、重量は145g。全光束は、昼白色相当が810lm、電球色相当が660lm。設計寿命は40,000時間。密閉型器具での使用にも対応し、浴室などにも使用できる。






(小林 樹)

2012年4月19日 12:36