東芝、消費電力量が半分になった食器乾燥器

 東芝ホームアプライアンスは、消費電力量を従来の約半分に抑えた省エネタイプの食器乾燥器「VD-B15S」を5月上旬より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は19,000円前後。

VD-B15S食器容量は6人分が収まる

 手洗いした食器を乾かすための食器乾燥器。食器容量は6人分。新製品では、通気経路の形状を改良し、乾燥時のヒーターと送風ファンの運転を効率化したことで、消費電力量を従来機種の約半分に抑えた点が特徴。

 具体的には、熱風の吹出口の形状を、熱風が左右に幅広く広がるように改良したほか、排気口を小さくして庫内に温風を留まらせることで、乾燥効率を高めたという。

 さらに乾燥時には、ヒーターと送風ファンの連続通電を止め、間欠運転を行なう「ecoモード制御」を取り入れた。

 これにより「ecoモード制御」作動時には、年間の電気代が従来機種の約6,480円から約3,230円と、約半分になったという。

 機能面ではほかに、乾燥時に約90℃の熱風を庫内に循環させて乾きムラを抑える「ワイド熱風90℃サイクロンドーム」、乾燥コース時の温風の温度を「高/低」の2段階から選べる「マイコン乾燥コース」、20/40/60分のOFFタイマーを搭載している。

 衛生面では、着脱して洗える水受けトレイ「ステンレスクリーントレイ」、哺乳瓶や水筒などの底まで乾かしやすい「抗菌水筒温風スタンド」を備えた。

 VD-B15Sの本体サイズは495×375×444㎜(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約5.6kg。食器容量は6人分。消費電力は320W。動作音は約34dB。食器かごはステンレス素材を使用している。カラーはブルーブラック。

 同社ではほかに、「マイコン乾燥コース」を省略した「VD-B10S」も発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は16,000円前後。

 また、「ワイド熱風90℃サイクロンドーム」機能を省略した食器乾燥器「VD-B5S」も5月上旬より発売する。価格はオープンプライス、市場想定価格は10,000円前後。

 VD-B5Sでは、熱風の吹出口と排気口の形状を改良したことで、消費電力量を従来機種より約15%削減したという。

VD-B10SVD-B5S





(小林 樹)

2012年4月4日 12:57