1月の家電出荷額、1,325億円で7カ月連続のマイナス

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2012年1月の国内家電出荷額を発表。出荷額は前年同月比6.9%減の1,325億円で、7カ月連続のマイナスとなった。

 全体では、好調だった前年には及ばなかったものの、1月に1,300億円を超えたのは、2000年以降では2度目。昨年に次いで高い水準となっている。

 製品別では、冷蔵庫が台数ベースでは同比0.6%減の17万3千台だが、金額ベースで前年同月比6.4%増の166億円で、7カ月ぶりのプラスとなった。特に401L以上の大型タイプが好調で、金額ベースで同比11.9%増と2桁増を記録した。

 洗濯機も台数ベースでは同比8%減の30万台だったものの、金額ベースで同比5.7%増の185億円で、5カ月連続のプラスとなった。中でも洗濯乾燥機は好調で、台数ベースで同比23.8%増の10万2千台、金額ベースで同比25.6%増の111億円で2桁増となっている。

 エアコンは、台数ベースでは同比15.1%減の41万6千台、金額ベースで同比21.7%減の319億円だった。出荷台数は2011年に次いで2番目に高く、エアコンを暖房として利用することが定着し、堅調に推移しているという。

 このほか台数ベースでは掃除機が同比0.4%増の31万7千台で9カ月ぶり、電子レンジが同比17.8%増の26万5千台で4カ月ぶり、炊飯器は同比4.2%増の50万1千台で7カ月ぶりに、それぞれプラスとなった。

1月の家電出荷額は7カ月連続のマイナスとなったが、1月に1,300億円を超えたのは、2000年以降では2度目となる高水準





(小林 樹)

2012年2月28日 16:41