日立、断熱材施工器具にも対応するE17口金LED電球

「小形電球形 E17口金 広配光タイプ」

 日立アプライアンスは、断熱材施工器具にも対応するE17口金のLED電球「小型電球形 E17口金 広配光タイプ」を1月16日に発売する。昼白色タイプの「LDA7D-G-E17/S」と電球色タイプの「LDA7L-G-E17/S」の2機種が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも4,000円前後。

 E17口金の小型電球と置き換えられるLED電球。本製品では、断熱材施工器具や密閉型器具に対応するため、コンパクトな形状で効率よく放熱できる、新開発の「スリット構造」とした点が特徴となる。

 従来のLED電球の場合、住宅で多く使用されている断熱材施工器具に取り付けると、LED電球の放熱が妨げられて温度が上昇し、発光効率の低下や故障の原因になっていたという。しかし本製品では、ボディをスリット構造とすることで放熱性を向上。さらに、器具内の温度や周囲温度が高くなると自動で電力を抑えて、LED電球の温度上昇を抑制する保護回路も採用した。これにより、断熱材施工器具にも使用できるという。

 明るさを高めるため、スリット構造ボディと、発光効率の高いLEDモジュールを採用した。これにより、昼光色相当では小形電球50W形相当の明るさ620lm、電球色相当で40W形相当の510lmを達成した。同社では、昼光色タイプについて、業界トップクラスの明るさとしている。

 また、明るさと広配光を両立させるために、直進性の強いLED電球の光を拡散させるカバーを採用している。

 消費電力は7Wで、小形電球(ミニクリプトン電球)40W形に比べ約5分の1となる。定格寿命は40,000時間で、同40W形に比べて20倍長持ちするという。

消費電力は小形電球(ミニクリプトン電球)40W形に比べ、約5分の1と省エネ性が高い

 本体サイズは35×77mm(外径×全長)。本体重量は47g。なお、調光器には対応しない。

 このほか、ハロゲン電球と置き換えられるLED電球「ハロゲン電球形 E11口金 高光度タイプ(ビームの開き:中角) LDR7L-M-E11-A」も同時に発売する。最大光度は2,350cdで、国内トップクラスとしている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,000円前後。






(小林 樹)

2012年1月10日 12:51