山善、足までほぐす座椅子タイプのマッサージチェア

~“揉み玉”ではなく“エアバッグ”を採用
Airful(エアフル) YGC-160

 山善は、座椅子タイプのマッサージチェア「Airful(エアフル) YGC-160」を発売した。価格はオープンプライス、店頭予想価格は29,800円。

 座椅子タイプのマッサージチェア。座り心地を良くするため、揉み玉ではなく、エアバッグとバイブレーターによるマッサージを採用した点が特徴。これにより、座椅子の角度を柔軟に調節でき、腰から下のマッサージも可能になった。

9つのエアバッグと左右2カ所ずつのバイブレーターでマッサージする

 エアバッグは、腰周りに9つ搭載される。エアバッグの加圧と減圧によって、疲労して硬くなった筋肉をほぐし、ヒップは、エアバッグでコリやすいお尻の筋肉を持ち上げ、マッサージする。ウエストはエアバッグがフィットして背中を持ち上げることで、背筋を気持ちよく伸ばし、骨盤まわりは、左右のエアバッグが同時に膨らみ、気持ちよく締めつけたり、ほぐすという。

 両足のふくらはぎ部分には、左右2カ所ずつバイブレーターを設置。足の血行を促進し、筋肉の疲れや痛みを和らげるとしている。

 運転モードは、エアバッグとバイブレーターのマッサージを組み合わせた自動コースの「下半身リフレッシュ」と「ウエストストレッチ」の2コース、ゆったりとしたエアバックによるエアーコースは「骨盤まわり」と「やすらぎ」の2コースを用意。また、バイブレーターは「強/弱」の2段階で強さを調節できる。

頭、背中、足の3カ所に、それぞれ14段階のリクライニング機能を搭載

 リクライニング機能は、頭、背中、足の3カ所で、それぞれ14段階に調節可能。くつろぎ方に合わせて好みの角度を選べる。素材は弾力性のあるクッション素材で、体にフィットするという。

 カラーは、レッドとブラウンの2色。部屋のインテリアに合わせて、和室、洋室どちらにも合うようデザインしたとしている。

 本体サイズは最大約610×1,500×710mm(幅×奥行き×高さ)。座面の高さは約140mm。本体重量は約11.5kg。消費電力は24W。使用可能範囲は、身長約185cm、体重約90kgまで。約10分で電源がOFFになる「オートオフタイマー」機能も備える。

 同社によると、現在の座椅子タイプのマッサージチェアは、バイブやもみ玉によるマッサージが主流だが、構造的に座面や背当て部分が平面的となり、どうしても腰から上のマッサージに偏ってしまうという問題点があったという。このため同社では、マッサージ機能はそのままに、座椅子としても座り続けていたくなる座り心地をコンセプトに開発したという。Airfulとは、“空気(エア)一杯(フル)”のふわふわの座り心地、という意味があるとしている。






(小林 樹)

2011年11月9日 17:50