シャープ、“業界最高の発光効率”を謳う高出力照明用LEDデバイスを開発

シャープが開発した、高出力用のLEDデバイス「GW5DME30MR5」

 シャープは、店舗用の光源向けに、“業界最高の発光効率”を謳う高出力照明用LEDデバイスを開発、11月1日より発売する。サンプル価格は4,000円。

 店舗内のダウンライトやスポットライトなどの光源に使われる、高出力照明用のLEDデバイス。今回開発されたデバイス「GW5DME30MR5」では、高発光効率のLEDチップと蛍光体を採用することで、発光効率を高めた点が特徴となる。消費電力1W当たりの発光効率は、店舗用のダウンライトで広く使用されている「色温度3,000K」、「演色評価数Ra83」の条件下において、93.3lm/Wとなった。シャープでは、投入電力50Wクラスで“業界最高の発光効率”としている。

 また、独自のパッケージ技術を採用することで、色度(色彩など色の特性を数量的に表したもの)の均一化も図っており、高品質な照明の製品開発に貢献できるとしている。

 デバイスではこのほか、演色評価数がRa90以上の高演色タイプもラインナップされ、高い演色性が求められる照明にも対応するという。






(正藤 慶一)

2011年9月29日 17:50