日立、“光の広がり”と“業界トップクラスの明るさ”を両立したLED電球

一般電球形(E26口金) 広配光タイプ 全般配光形

 日立アプライアンスは、光の広がりと明るさを両立させたLED電球「一般電球形(E26口金) 広配光タイプ(全般配光形)」を、10月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は昼光色相当の「LDA11D-G」、電球色相当の「LDA11L-G」いずれも4,000円前後。

 明るさと光の広がりの両立を狙ったE26口金のLED電球。明るさについては、昼光色タイプでは全光束が830lm、電球色タイプでは640lmで、それぞれ白熱電球60W形相当、50W形相当に当たるという。同社では昼光色タイプの全光束について“業界トップクラスの明るさ”としており、リビングなど明るさが必要な場所にも活用できるとしている。

 この明るさを実現するために、電球本体に新開発の放熱部「スリット構造ボディ」を採用した。LEDモジュールは点灯すると発熱し、その熱で発光効率が悪くなるため、性能を効果的に引き出すための放熱構造が必要となるが、本製品ではコンパクトな形状を残しつつ、放熱面積を増やしたスリット構造ボディを採用することで、効率的に熱が逃がせるという。

 光の広がりについては、直進的な光を放つLEDの光を広範囲に拡散し、かつ光のムラを抑える「光拡散カバー」を採用。さらに、口金方向にはスリット構造ボディの隙間から光が拡散するという。同社では、これまでのLED電球では光が届かなかったところにも光が当たるため、ペンダントライトやブラケットなどに使っても、全体がきれいに光るという。

熱を効率的に放出する「スリット構造ボディ」カバーの光ムラの状態。バランスよく発光している光拡散カバーの原理と、スリット構造ボディからの光り方
広配光タイプと下方向タイプの光の広がり方の違い

 本体サイズは60×112mm(直径×高さ)で、重量は120g。定格寿命は40,000時間。消費電力は白熱電球60Wの約1/5となる11.4W。密閉型器具にも対応する。調光器には非対応。

 このほか、光が下方向に広がる「下方向タイプ」2機種も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は昼光色相当の「LDA7D-H」、電球色相当の「LDA7L-H」いずれも2,000円前後。







(正藤 慶一)

2011年9月27日 12:53