日立、発光面が広い「ビッグカバー」採用のE17口金LED電球

ビッグカバー採用のE17口金LED電球

　日立ライティングは、発光面が大きい「ビッグカバー」を採用したE17口金のLED電球4機種を、8月6日に発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、直下照度がミニクリプトン電球60W相当の「LDA7L-E17(電球色相当)」と「LDA7D-E17(昼光色相当)」が3,700円前後、40W相当の「LDA4L-E17(電球色相当)」と「LDA4D-E17(昼光色相当)」が3,500円前後。

　ミニクリプトン電球の置き換えを狙ったLED電球で、発光面の面積が大きい「ビッグカバー」を採用した点が特徴。LEDは直線的な光を放つ性質があり、口金が斜めのダウンライト器具に取り付けると、床面の明るさに偏りが出る場合があるが、本製品はビッグカバーにより、電球に近い照度分布(明るさの広がり具合)が得られるという。

ビッグカバーは発光面積が広い点が特徴。ネック部もミニクリプトン電球に近い形状になっている

ダウンライト器具での使用例。LEDは光の指向性が強いが、ビッグカバーにより明るさが偏りにくいという	床面の照度分布比較

　また、放熱効果の高い塗料と小型で高効率の点灯回路を採用し、従来のLED電球で多く採用されていた放熱フィンを省略することで、ホコリが溜まりにくいスリムデザインとした。さらに、ネック部分にくびれをつくることで、ソケット付近が狭い器具でも取り付けやすい形状になっている。

　寿命は40,000時間。発光面には落としても割れにくいポリカーボネイトを採用している。40,000時間点灯した場合の電気代は3,784円で、ミニクリプトン電球40Wの31,680円よりも約88%低い試算となる。

　ラインナップの詳細は以下の表の通り。

E26口金タイプも同時に発売する

　E17口金タイプのほか、白熱電球60/40Wに置き換えられるE26口金のLED電球も、7月23日に発売する。カバーは通常の形状だが、放熱フィンを省き、ホコリが溜まりにくいスリムデザインとした点が特徴となる。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格などスペックの詳細は以下の表の通り。