パナソニック、干した洗濯物の量を判断して自動停止する除湿乾燥機

パナソニック「F-YHGX120」

 パナソニックは、洗濯物の量に応じて省エネ運転する「ハイブリッド方式 除湿乾燥機 F-YHGX120」を4月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は60,000円前後。

 熱交換器を冷やして除湿するコンプレッサー方式と、乾燥剤で水分を吸着するデシカント方式の、2つの除湿方式を組み合わせた「ハイブリッド方式」の除湿機。

 F-YHGX120は、洗濯物の量に応じて省エネ運転する「エコナビ」機能を搭載したことが最大の特徴。「エコナビ」は、センサー情報を生かした省エネ技術全般を指すが、本機種では室内に吊り干しされた洗濯物の量や乾き具合を把握して、最大で約25%の省エネ運転を行なう。旧機種に搭載された「カラッとセンサー」では、温湿度によって乾燥具合をチェックしていたが、今回は洗濯物の量を見分ける機能が追加された。ただし、洗濯物の量を直に計測することはできないため、測定された温湿度センサーの数値を元にして、洗濯物の乾き具合を把握する「乾燥パラメータ(乾燥指数)」を独自開発した。このパラメータに基づいて、改良された「乾燥アルゴリズム」が自動停止を判断する。

 その他の機能は前機種を継承しており、洗濯物の除菌や部屋干し時の臭いを抑制する「ナノイー」や、洗濯機で洗えない衣類をナノイーで除菌/脱臭する「衣類リフレッシュモード」も継続して搭載される。

シャンパンシルバー

 本体サイズは370×225×570mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.8kg。水タンクの容量は約3.2L。50Hz地域での適用床面積は、木造で11畳(19平方m)、プレハブで17畳(29平方m)、鉄筋で23畳(38平方m)。除湿運転時の消費電力は最大255Wで、衣類乾燥運転時は最大で725W。運転音は最大49dB。本体カラーはシルバーとシャンパンの2色。





(小林 樹)

2011年2月18日 00:00