東芝、室内の空気とエアコン内部をキレイにするエアコン
「大清快」
大清快 JDTシリーズの室内機 |
東芝ホームアプライアンスは、清潔で快適な空調を目指したエアコン「大清快 JDTシリーズ」を、2月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16~25万円前後。
最上位モデル「JDRシリーズ」に次ぐ高級エアコンで、部屋の空気とエアコン内部をキレイにする機能を搭載している点が特徴となる。
エアコン内部については、運転を停止するたびに、エアフィルターと熱交換器を自動で清掃し、エアコン内部を乾燥する「エアコンお掃除機能」を採用。長期の使用により、内部が汚れて省エネ性能が低下するのを抑える効果があるという。なお熱交換器には、汚れが付きにくい特殊コートを施した「アクアde洗浄熱交換器」を採用している。
ピコイオンと室内機による、空気清浄のイメージ図 |
室内の空気については、室内機の吹き出し口から、東芝独自の除菌・脱臭技術「ピコイオン」を放出。ピコイオンが捕らえた菌やホコリは、室内機上部より取り込み、室内機内部のプラズマイオンチャージャーで熱交換器に捕獲した後、冷房・除湿時に発生する水とともに屋外へ排出されるという。同社では、部屋に汚れを残さず、フィルター交換も不要としている。
またピコイオン単体でも、ウイルスやカビ菌を抑制したり、肌や髪を抑制する効果もあるという。なおピコイオンは、空気中の水分を集めて放出する「ペルチェ方式」のため、給水は不要となる。
このほか、室内の照度を検知して、暗くなると自動で運転を弱める「明るさサーチセンサー」、液晶文字が1円玉大と大きくて見やすく、また薄くて手に持ちやすい「ナビリモコン」も採用する。ナビリモコンには、2日前までと2カ月前までの電気代が比較できる「“おしえて”機能」も搭載する。
下位モデルとしては、ピコイオンの発生機能を省いた「JDXシリーズ」「JRシリーズ」も発売される。JDXシリーズは4月1日発売で、店頭予想価格は13~17万円前後。JRシリーズは2月15日発売で、11~15万円前後。
JDXシリーズは高さ250mmのスリムな室内機が特徴となる。JRシリーズはナビリモコン、寒くならない再熱除湿運転が省かれているが、221JRタイプでは、集合住宅にも設置しやすい横幅660mmのコンパクトな室外機を採用している。
JDXシリーズの室内機 | JRシリーズの室内機 |
(正藤 慶一)
2011年2月1日 16:24