ティファール、大量のスチームを連続噴射できるスチームアイロン
イージープレシング |
ティファールは、大量のスチームを連続噴射できるスチームボイラー搭載のアイロン「イージープレシング」を10月初旬より発売する。希望小売価格は26,250円。
スチームを発生するボイラーをアイロン本体とは別に装備する「スチームジェネレーター」タイプのアイロン。一般的なスチームアイロンではボイラーをアイロン本体に内蔵するが、スチームジェネレーターではボイラーを本体ではなくスタンド部分に備える。別装備のボイラーで連続的にスチームを作るため、1分間60gの蒸気を連続噴射できる点が特徴。
また、スチームアイロンに比べ、スチームの勢いが強く、高温である点も特徴。一般的なスチームアイロンのスチーム温度は約100℃で、噴射方法は蒸気の自然落下となっているが、スチームジェネレーターでは、140℃の圧縮蒸気を3.5気圧で噴射させることができる。アイロン本体とボイラーの間は、スチームを通すケーブルでつながっている。
大量のスチームを勢いよく連続噴射できるため、スチームが繊維の奥まで浸透し、頑固なシワもすっきりと落とせるという。また高温スチームは蒸発までの時間が短いため、戻りシワが少ないという利点もあるという。
かけ面は温度が上がるほど、滑りがよくなる特殊セラミックを採用。本体には、スチームの量を調節できるダイヤルを備える。
本体側面。アイロンのスタンド台になっているところにボイラーが内蔵されている | アイロン本体 | ボイラー内蔵部分 |
水の吸水口もアイロン本体ではなくボイラーが内蔵されているスタンド部分にある | 温度設定ダイヤル | 電源スイッチ(左)と、スチーム調節ダイヤル(右) |
スチームをアイロン本体に送り込むコード。通常の電源コードに比べると、太くて頑丈な造りだ | かけ面は特殊セラミックを採用 |
ボイラーをアイロン本体ではなく別に備えるこのタイプのアイロンは、業務用タイプに多く見られる方式。同社では、同タイプの製品をこれまでも販売していたが、イージープレシングではターゲット層拡大を狙い、価格を従来の半額近い設定としている。
「クリーニング屋さんやアパレル業界で多く使われているスチームジェネレーターを、もっと多くの人に手軽に使っていただきたい」(広報担当者)
ハンガーにかけたウールのスーツにスチームを噴射しているところ | シャツのシワを伸ばしているところ |
本体サイズは、220×370×295mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4,000g。消費電力は1,500W。
(阿部 夏子)
2010年8月26日 14:17