パナソニックの住宅設備が体験できるショウルーム、横浜にオープン
パナソニックリビングショウルーム 横浜 |
照明やキッチン、水回り設備など、パナソニック電工の住宅設備が体験できるショウルーム。所在地は、神奈川県横浜市神奈川区金港町2-6 横浜プラザビル1階。横浜駅きた東口より徒歩約5分。入場は無料で、開館時間は10時から17時。休館日は水曜日、お盆、年末年始。
同ショウルームは、横浜に住む主婦の意見を採り入れた点が特徴となっており、主婦の投票による人気商品をランキング形式で公開している。人気投票の結果、キッチンプランは「対面型」、IHクッキングヒーターでは、3口のヒーターが横一列に並んだ「トリプルワイドIH」、バスルーム設備では、体の芯まで温める効果のある「酸素美泡湯」が1位となっている。このランキングは、半年に一度見直されるという。
また入り口付近には、照明など室内設備を大型の画面でシミュレートできる装置も用意。多様な照明プランやデザインが、画面上で簡単に再現できる。
主婦に人気の商品をランキング別に展示している点が特徴。写真はIHクッキングヒーター | IHクッキングヒーター人気ランキング1位に輝いた「トリプルワイドIH」。3口が並んでいるため、手前のスペースが広く、3つの鍋がゆったり置けるメリットがある | こちらは、キッチンプランで1位となった「対面型」のキッチン。冷蔵庫や収納扉のカバーがピンクで統一されている点にも注目 |
風呂の設備でNo.1となったのが「酸素美泡湯」。体の芯まで温まり、肌をしっとりとさせる効果もあるという | こちらが酸素美泡湯のサンプル展示。入浴剤を入れなくても、酸素の泡で写真のように真っ白になる |
照明など室内設備を、大型画面でシミュレートできる装置も用意されている | 手元のタッチパネルで、インテリアの内装と照明プランを選択する | すると、画面上にシミュレートが一瞬にして表示される |
定期イベントとしては、IHクッキングヒーターなどを使った料理の実演や、照明の付け方によって部屋の雰囲気が変わるようすを体験できるイベントを、週末と祝日に開催。日曜日には、建築家に間取りやリフォームを相談できるコーナーも設けられる。また、3Dテレビの体験も常時できる。6月12日、13日には、オープン記念イベントとして、料理研究家の脇雅代さんによるクッキングセミナーが開催される。
展示製品はキッチン/洗面/収納/バスルーム/トイレ/照明/外装など。
パナソニックリビングショウルーム横浜 濱田泰宏所長 |
パナソニックのショウルームは、関東圏では横浜のほか、東京都港区汐留の「パナソニック ショウルーム 汐留」をはじめ、群馬県高崎市、栃木県宇都宮市、茨城県水戸市、千葉県柏市、埼玉県さいたま市、東京都立川市、神奈川県相模原市に開設されている。なお、これまであった横浜・片倉町のショウルームは、5月中に閉鎖されている。
館内のようすは、以下に写真を中心に紹介する。
【館内のようす】
エントランス | 室内の展示は、横浜の実際の生活に近い間取りを採用しているという。写真はマンションのリフォーム例 | キッチン |
和室や洋室などの照明プラン。さまざまな照明器具が天井に用意されており、それぞれを点灯/消灯することで雰囲気が味わえる | 照明にも人気ランキングのベスト3が公開されている。シーリング照明では、「パルックボールシャンデリア HEM5014C」が1位(写真左下) |
テレビが配置されている浴室 | トイレは、掃除の手間がかからない“全自動おそうじトイレ”「アラウーノ」が人気。ショウルームのトイレにも導入されているという | 洗面台 |
1階には“創エネ”コーナーもある。写真はエネファーム | 三洋のパナソニック加入により、7月から発売されるHIT太陽電池も展示されていた | 電気自動車専用の充電スタンド「ELSEEV(エルシーヴ)」もあった |
2階は外装材と相談コーナーが中心。イベントスペースもある | 屋根材(写真上)や外壁材(写真下)のサンプルが大量に用意されている |
2階には、IHクッキングヒーターのイベントや建築課との相談スペースとなる「すまいカフェ」もある。使用されている照明は、深澤直人デザインの「MODIFY(モディファイ)」 | パナソニック電工がデザインを務めたソファー型のマッサージチェア「マッサージソファ」も置かれていた(写真右) |
【明かりのシミュレーション】
1階には、各種照明を組み合わせて、室内の雰囲気が試せる「あかりシミュレーション」コーナーがある。天井にはご覧の通りたくさんの照明器具が配置されている | まずは、電球色のシーリングライトで「一室一灯」の部屋をシミュレート。室内全体に光が届いていない | 白色系のシーリング1灯のみ点灯。やはり隅の方は光が届かない |
シーリング1灯とダウンライトを組み合わせた「一室多灯」だと、部屋全体がバランス良く明るくなった。部屋も広く感じられる | シーリングを使用せず、ダウンライトや間接光を中心とした「一室多灯」に変更。シーリングなしでも十分に明るい | 壁面のダウンライトを消したところ。これはこれで明るいが、壁全体がのっぺりとした印象を受ける |
他の展示でも、明かりのシミュレーションが用意されている。写真は通常時のようす | 食事の際の照明プラン。テレビ下の間接光が消えたかわりに、食卓上部のペンダントライトが点灯、自然と食卓に視線が向く配光になっている | くつろぎの照明プラン。光っているのは部屋下部の間接光のみと、目に入る光をかなり抑えた配光だ |
白熱灯とLEDの比較もできる。写真は白熱灯のダウンライトを使用しているところ | こちらはLEDのダウンライト。色にやや違いはあるものの、白熱電球とほぼ同じ明るさが実現できている | 消費電力の比較。ほぼ同じ明るさだが、LEDの場合は白熱電球よりも消費電力を1/6ほど抑えられる |
【駅からのアクセス】
ショウルームは、横浜駅から約5分の場所にある。まずは、横浜駅のきた東口の改札を出て、商業施設「横浜ベイクォーター」へ続くペデストリアンデッキを渡る | 横浜ベイクウォーターを通り抜けたら、階段を降りる。階段右側のデッキを進んだところにあるエレベーターも利用可 | 目の前にある「横浜プラザビル」の1階と2階がショウルームだ |
(正藤 慶一)
2010年6月9日 00:00
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