バンダイ、覗き込むだけで天体観測気分が味わえるサイエンス・トイ

HYPER TELESCOPE~天体図鑑~

 バンダイは、本体を覗き込むだけで天体観測気分が味わえる「HYPER TELESCOPE~天体図鑑~」を5月29日より発売する。希望小売価格は20,790円。

 望遠鏡の形をした天体観測シュミレーター。HYPER TELESCOPE~天体図鑑~(ハイパーテレスコープ)では、本体内部には天体を映し出す液晶画面が備えられており、本体を覗きこむと場所や時間を問わず天体観測ができるという。

 より本物の天体観測の感覚に近づけるため、本体には、あらゆる方位・動きを計測する3軸磁気方位センサーと、3軸加速度センサーを搭載。これにより、本体の方向を上下左右に動かすと、中の液晶も動きに連動して変化する。また、実際と同じ位置の天体を映し出すことができるという。たとえば、本体を足下の方に向けた場合、地表を突き抜けて南半球の星空を楽しむことができる。

使用イメージ液晶イメージ
本体にはあらゆる方位・動きを計測する3軸磁気方位センサーと、3軸加速度センサーを搭載する

 また、時間や場所を設定することで現在の日本から見る天体だけでなく、過去や未来の星空を見ることもできるという。本体には1900~2100年まで約200年分の天体データを収録しており、観測場所も日本の各都道府県、世界中の各都市、海上など様々な場所から洗濯できる。

 本体には天体観測モードのほか、全部で7つのモードを搭載。各モードの詳細は以下の表の通り。



モード名内容
天体観測観測日時・場所を設定して自由に天体観測できるモード。気に入った天体を写真として保存することもできる
星をさがそう星座や恒星などを天体画面の中から探し出すモード
定点観測選択した星が時間の経過と共にどう動くかを観測するモード
ステラアカデミー天文に関する講義を受け、理解度をクイズでチェックするモード
星の図鑑調べたい星の写真やイラスト、解説を見ることができるモード
星空パズル星座を天球から探し出し、パズルのように当てはめるモード
星空写真館天体観測の時に撮影した写真をアルバムで閲覧できるモード


 同社ではこれらのモードの中には小・中学校の理科の授業に役立つ知識を多数盛り込んだとしている。300種類以上の天体に解説を付けたほか、星座・恒星・星雲・流星群などの知識を写真やイラストで紹介することで、楽しみながら天体に関する知識を身につけられるという。

 また、付属のケーブルを使うことで、本体画面をテレビの画面で楽しむこともできる。また、BGM用として本体にはクラシック音楽20曲を内蔵する。

 本体サイズは340×168×330mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約600g。電源は単三電池4本。

(c)BANDAI (c)2010 SSD COMPANY LIMITED




(阿部 夏子)

2010年4月14日 13:27