カシオ、手書き認識で中国語も印字できるラベルライター

~「カード支払いOK」「撮影禁止」などの単語集も搭載

 カシオ計算機は、中国語の手書き文字認識機能を備えたラベルライター「ネームランドBiZ KL-T100」を、12月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。

 “業界初”となる、手書き文字の認識機能を搭載したラベルライターで、キーボードを使わなくても、本体の手書きパネルに書き込めば文字を入力できる。そのため、読みが分からない中国語の漢字を使ったラベルの作成も可能となる。手書きパネルは、日本語、中国語、英語の3言語に対応する。

ネームランドBiZ KL-T100手書き文字を入力しているようす。読みの分からない中国語の漢字も入力できる

 また「カード支払いOK」「フラッシュ撮影禁止」「禁煙席」「図書室」といった、よく使われる語句1,086語を、単語集として用意。一枚のラベルに日本語/中国語/英語の3言語を併記することもできる。

 同社では、観光や留学、就労などで多くの中国人が訪れる店舗や施設の案内ラベルに最適としている。

 本体サイズは204×231×65.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約890g。電源は付属のACアダプター、または別売りの単三のアルカリ乾電池/ニッケル水素充電池8本が使用可能。タッチペン2本とパソコンリンク用のCDが付属する。

 このほか、下位機種として手書きパネルの認識が日本語、英語のみで、単語集が搭載されていない「KL-T50」も同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。また、KL-T100やKT-T50の本体が入る収納ボックス「しまえるBOX CA-4」も発売する。希望小売価格は2,100円。

ネームランドBiZ KL-T50「しまえるBOX CA-4」に本体を収納したところ




(正藤 慶一)

2009年11月9日 18:22