ドウシシャ、3.5インチのモニターを搭載した“しゃべる地球儀”
~タッチペンで国を指し、映像と音声で解説
文具・紙製品、オフィス用品に関するアジア最大の展示会「第20回 国際文具・紙製品展 ISOT」が、7月8日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は10日までの3日間。入場料は3,000円だが、事前登録で無料になる。
Perfect Globe Elite(パーフェクトグローブ エリート) |
パーフェクトグローブは、地球儀の表面を専用のタッチペンで指すことによって、その国の情報を音声で読み上げるという学習教材。読み上げるデータは首都/最高責任者/言語/人口/面積/国歌など。例えば、日本の最高責任者を知りたい場合は、本体の「最高責任者」のパネルに触れた後、地球儀の日本の部分を指せば、「麻生太郎」と音声で読み上げる。
今回の「パーフェクトグローブ エリート」では、この音声読み上げ機能に加え、3.5インチのTFTモニターを本体に備えた点が特徴。画面上にその国の国旗や最高責任者の顔、首都の写真などが表示できるようになった。これに伴って、タッチした国の情報を映像と音声でまとめて紹介する「Country Video(カントリービデオ)」機能も搭載された。
基本的な使い方は、まず日本地図の下にある「首都」や「人口」といった項目の中から、知りたい情報をタッチし…… | 地球儀上の国を付属のタッチペンで指す | すると、モニターに国の情報が表示され、音声で情報が読み上げられる。写真は「キプロス」 |
日本をタッチしたところ。バックには「さくらさくら」が流れている | パネルの「最高責任者」をタッチした後に地球儀の日本をタッチすると、麻生首相の顔が出てくる。首相が交代した場合は、ウェブ経由でアップデートできるとのこと |
付属の「WORLD BOOK」を使えば、世界の動物や歴史といったことも学べる |
さらに、付属品として「WORLD BOOK(ワールドブック)」も同梱される。これは世界の動物や食べ物、歴史や国旗などをまとめた本で、ページ内にタッチペンを当てることで、本体のモニター上に画像が表示される。これにより、地球儀の枠を越えた情報も合わせて学ぶことができるという。
本体に登録されている情報は、Wi-Fiなどネットワークに接続することで更新が可能。また、Wi-Fi接続によるスペシャルコンテンツとして、世界中のリアルタイムの映像が楽しめる「Earth TV」、世界100カ所以上の国や地域の天気がわかる「Weather forecast」も利用できる。
音声解説は、5~10歳向け、11~14歳向け、15歳以上の3段階に設定できる。英語での解説も可能。地球儀のほか日本地図も用意されており、47都道府県の情報も学べる。
筑波大学大学院 人間総合科学研究科の井田仁康教授が、本製品の監修を務める。
現在発売中の「パーフェクトグローブ」。「エリート」とは違って、モニターは付いていない | 年齢毎に3段階の解説が選べる。5~10歳向けでは、数値に関わる情報が抑えられている | 教育の現場でも使われていることを示す写真 |
(正藤 慶一)
2009年7月9日 00:00
-ページの先頭へ-