日立、布団と枕を約38分で乾燥する布団乾燥機


アッとドライ HFK-PD1

 日立リビングサプライは、布団と枕を同時に約38分で乾燥する布団乾燥機「アッとドライ」2機種を、6月1日に発売する。価格は、衣類乾燥カバー付きの「MFK-PD2」が18,900円。カバーなしの「HFK-PD1」がオープンプライスで、店頭予想価格は8,000円前後。

 同社の布団乾燥機シリーズ「アッとドライ」の最新モデルで、熱風を3方向に送る乾燥カバー「新トリプルピローマット」という送風機能を新たに搭載した点が特徴。熱と風が上下の布団を均一に乾燥することで、布団をふっくらとやさしく仕上げられるという。

 マットには枕が入るポケットも設けられており、布団と同時に乾燥することも可能。布団・枕を合わせて約38分で乾燥できるという(羊毛布団の場合)。同社では使用1回当たりの電気代を9.5円としており、電気代の節約にも貢献できるとしている。

 また、50℃以上の「強温風」で運転することで、ダニ対策にも効果がある。本体にはダニや花粉などのアレル物質を吸着・分解する「アレルキャッチフィルター」も採用しており、きれいな空気で快適に乾燥できるという。

 本体サイズは290×147×305mm(幅×奥行き×高さ)で、布団乾燥用のマットのサイズは880×1,850mm(幅×奥行き)。重量は約2.6kg。消費電力は680W。加熱し過ぎるのを防ぐサーモスタットと温度ヒューズも備えている。

 MFK-PD2に同梱される衣類乾燥カバーのサイズは700×450×1,100mm。45×70cm以下の大きさのハンガーにかぶせて、ホースを差し込んで使用する。乾燥時間の目安は約120分。

HFK-PD2には衣類乾燥用のカバーが付属する衣類乾燥カバーを使用して、洗濯物を乾かしているところ。乾燥時間の目安は約120分布団乾燥時のイメージ。布団内に3方向の風を送る「新トリプルピローマット」を採用


 同社によれば、タワーマンションや高齢者世帯の増加、また排気ガスや花粉といった要因から、屋内における布団乾燥の需要が増加しているという。



(本誌:正藤 慶一)

2009年4月13日 13:45