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SwitchBot、水道直結のロボット掃除機 洗濯機につなげて水捨て不要

洗濯機用の水道と直結できる「SwitchBotお掃除ロボット S10」が登場

SWITCHBOTは、初めての水道直結型ロボット掃除機「SwitchBotお掃除ロボット S10」を、5月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は119,820円。水道直結できない場合の「外付け水タンクセット」は129,800円。

SwitchBotお掃除ロボット S10の本体(中央)と自動ゴミ収集ドック(右)、外付け水タンク(左)

ゴミ吸引と水拭きに対応したロボット掃除機で、世界初とするデュアルステーション設計を採用。これは洗濯機用の水道につなぐことで、水拭きモップの洗浄に使った水の給排水まで、自動で行なえるもの。従来のモップ洗浄ドックのような、掃除前後の手間を大幅に省いた。「洗濯機のように給水、排水、洗剤の投入を行なえる」としている。

洗濯機の水道につないで、モップ洗浄の給排水ができる
ロボット掃除機本体と自動ゴミ収集ドック

水道につなぐ「水交換ステーション」は、一般的な洗濯機の防水パンに合わせた高さで、幅は1/2程度。このステーションへの給電はロボット掃除機から行なうため、コンセントにつながずに使える。もし家の形状によって水道につなぐことができない場合は、別売の外付け水タンクを利用すれば、人がタンクに給水/排水することでこの製品を使える。

水道との接続にあたり工事は不要で、購入者自身でマニュアルに沿って行なえるという。アタッチメントなども付属し、設置は最短5分で行なえるとしている。洗濯機以外にも、「水道があれば設置可能。日本の住環境に最もフィットしやすいのは洗濯機」だという。

水道との接続例
洗濯機へ給水する器具を分岐するアタッチメントが付属する
排水もアタッチメントを介して洗濯機と共用できる
手前にあるのが水交換ステーション。水道につなげない場合は、奥にある外付け水タンクを利用する

水拭き掃除は、実行しながらリアルタイムでモップを洗う「RinseSync(リンスシンク)」テクノロジーを搭載。水の噴射、加圧、拭く、水切り、(汚水)回収の5つのステップを繰り返す。

水拭きモップ部
水拭きしながらモップ洗浄と水切りも行なう。洗浄した水は本体の専用タンクへ

吸引力は6,500Pa。砂やペットの毛、ハウスダストや花粉なども除去する。カーペットを検知すると自動で吸引力を最大にする。ブラシは純ゴム製で、毛が絡みにくいという。動作音は62~69dB。

底面

走行中に障害物を避けるために、AI障害物回避を同社で初めて搭載。部屋のマップ作成も自動で行なう。家具の下や夜間などは、LEDライトが点灯して掃除する。

スマートリモコンのSwitchBot ハブ2などと連携すれば、スマートホーム規格のMatterにも対応できるため、iPhoneのホームアプリなどからも直接操作可能になる。音声アシスタントは、Amazon Alexa、Google アシスタント、Siri、IFTTT、SmartThingsなどに対応する。

さらに、7月発売予定の「SwitchBot 気化式加湿器Plus」(直販価格24,980円)とも連携可能。ロボット掃除機からこの加湿器へ給水も可能になる。

写真右の「SwitchBot 気化式加湿器Plus」への給水もロボット掃除機が行なってくれる

本体サイズは365×115mm(直径×高さ)、重量は約5.5kg。消費電力は85W。バッテリー容量は4,000mAh。

自動ゴミ収集のドックが付属し、吸引で集めたゴミ捨ては70日間不要としている。ドックに戻ると、カビや悪臭を防ぐために熱風乾燥を行なう。ステーションのサイズは260×207×412mm。重量は約4.6kg。

日本の住宅事情に合わせたという設計