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高所作業の落下時に体を守る「エアバッグベスト」

WorkAir ワークエア

ユーロギアは、イタリア・D-Air Lab(ディーエアラブ)が開発した、高所作業用エアバッグベスト「WorkAir・ワークエア」を5月16日に発売した。価格は108,900円。

警視庁の交通機動隊が採用する同社のモーターサイクル用エアバッグシステム「D-air」を応用したエアバッグベスト。高所看板や鉄塔での塗装作業や、大型機体のメンテンス作業など、1.2m以上の落下リスクがある環境下での作業シーンで活用できるとする。

高所での作業シーンで活用できる

システムに内蔵されたセンサー(加速度センサー×3、ジャイロセンサー×3)が1秒間に100回、着用者の体の動きを解析し、特別なアルゴリズムによって1.2m以上の落下距離を認識し、40ミリ秒で立体構造のエアバッグを高圧縮ガスで膨張させることで、胸や背中をはじめとする人体の重要な器官を守る。

2m以上の高さでの作業時には、墜落制止用器具(フルハーネス)と併用して装着することで、万が一の落下時にスイングして構造物にぶつかった際の衝撃から身体を守るという。

1.2m以上の高さでの作業を想定して開発
WorkAirは安全帯の下に装着する

エアバッグには、内部がどの部分においても5cm均等に膨らむ「マイクロフィラメント」特許技術を採用。一般的な風船のような構造のエアバッグとは異なり、どの部位でも均一な衝撃吸収性能を実現した。欧州安全認証の衝撃試験においては、エネルギーの伝達値が規格で定められた制限値の60%未満で認証を取得しているという。

全ての箇所が5cm均等に膨らむエアバッグ

サイズはS/M/L/XLの4種類(男女兼用)を用意。胸囲の対応サイズは、Sサイズが89~92cm、Mサイズが92~104cm、Lサイズが104~116cm、XLサイズが116~128cm。重量は約1kg。4時間の充電で、18時間の連続使用ができる。