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ブラウンが国内コーヒーメーカー参入、プロ認証の味と伝統デザイン

ブラウン マルチサーブ コーヒーメーカー KF9170SI

デロンギ・ジャパンによる、ハンドブレンダーなどで知られるブランド「ブラウン ハウスホールド」が、国内のコーヒーメーカー市場に参入。プロが認めた本格コーヒーを手軽に楽しめるという「ブラウン マルチサーブ コーヒーメーカー KF9170SI」を3月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38,280円。

高い機能や品質に加え「時代に左右されないデザイン」を1950年代からモットーとするブラウン(BRAUN)による、シンプルさと使いやすさを重視したドリップ式コーヒーメーカー。最大でカップ10杯分を1度に抽出できる。

使用イメージ

日本国内のキッチン家電ではハンドブレンダーやフードプロセッサーなどで知られるブラウン。コーヒーメーカーは1972年の「KF21」からグローバルで展開しており、過去に日本国内でも一部が販売されたが、デロンギ・ジャパンが取り扱いを開始してからは、今回が国内最初のモデルとなる。

ブラウンブランドのコーヒーメーカーの歴史
ブラウンのキッチン家電

欧州のECBC(ヨーロッパ・コーヒー・ブリューイングセンター)認証を取得。通常のコーヒー抽出のほか、アイスコーヒーモード、お茶や紅茶を淹れる際の温度を選べる給湯機能を備える。

コーヒーの抽出量はダイヤルを回して1~10杯分まで7通り(使用する水の目安量約125~1,250ml)から選べて、10杯分を約6分で淹れられる。内部のフローメーターで給水ポンプを制御する「イグザクトブリューテクノロジー」により、飲みたいときに飲みたい量を正確に抽出できるという。

「イグザクトブリューテクノロジー」で正確な量を淹れる

付属するガラスジャグのほか、手持ちのコーヒーカップやタンブラーへも直接注げる。水タンクの容量は約1.6Lで、ガラスジャグは約1.3L。

カップなどにも直接注げる
タンブラーやカップなど手持ちのサイズに合わせて抽出量を選択
抽出量の選択ダイヤル

ボタンで好きなコーヒーの濃さを3種類から選べる「ブリューチョイスプラス」機能を搭載。軽めの「Mild」や強めの濃い「Strong」のほか、ECBC認証を取得した抽出温度や時間など“黄金バランス”の「Gold」に対応する。抽出温度や抽出時間がモードごとに異なり、同じコーヒー粉でも違った風味を楽しめるという。

モード選択はタッチパネル操作

フィルターは、ペーパーフィルターとペーパーレスフィルターの両方に対応。ペーパーフィルターは5枚付属する。水タンクには活性炭フィルターも備える。

ペーパーレスフィルターも付属する

カップやタンブラーでの抽出時は、抽出から約60秒後に自動で電源オフになる。付属のガラスジャグ使用時(アイスコーヒーモード時を除く)は、抽出後に保温モードに切り替わる。抽出後は40分以内に飲むことを推奨しており、「フレッシュ表示」により、コーヒーの鮮度を「40」からカウントダウンで表示、40分後に保温が切れる。

就寝前にタイマー抽出予約をすれば翌朝に淹れたてのコーヒーを飲める「タイマー抽出」にも対応する。

抽出後は、保温時間が40分からカウントダウンで表示
コーヒーと給湯のモードを切り替える際はレバーも操作する。抽出口からお湯などがこぼれないように閉じることも可能

氷から出る水分とのバランスを計算して淹れるアイスコーヒーモードも用意する。お茶を淹れる際の給湯機能は、好みの温度を70/75/80/85/90/95℃の6段階から選べる。給湯はコーヒーとは異なる独立した経路から注がれるため、味が混ざるのを防げる。

給湯モードの利用例

本体サイズは330×200×385mm(幅×奥行き×高さ)、ガラスジャグを含む重量は4.6kg。消費電力は1,400W。

付属品は、計量スプーンやガラスジャグなど。計量スプーンはコーヒー粉を保管する際のクリップにもなる。

クリップにもなる計量スプーン