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花粉の時期に最適な空気清浄機の置き場所は?ダイキンが紹介

ダイキン工業の調査によると、花粉シーズンに空気清浄機を使っている人は37.6%

ダイキン工業は3月18日、同社のWEBコンテンツ「上手な換気の方法~住宅編~」にて、窓開け換気時の花粉対策を公開した。

コロナ禍の新しい生活様式として、引き続き「換気」が求められており、換気と花粉対策の両立は課題になっている。そこで同社は換気の際、空気清浄機をどこにおけば効率的であるかを調査した。技術開発のコア拠点であるテクノロジー・イノベーションセンター(TIC)にて、気流の解析ソフトを使ったシミュレーションを実施。

空気清浄機は空気が入ってくる窓の正面の隅に置き、風量を大きくすることが効率的であることを明らかにし、同サイトにてシミュレーションの結果とともに、効率的な空気清浄機の使い方を紹介している。

空気清浄機の効率的な置き場所がまだまだ知られていない

ダイキン工業は、全国の男女529人を対象に「花粉シーズンにおける空気清浄機の使用法に関する意識調査」を実施。

春の花粉シーズン(2~4月)に空気清浄機を使用している人は37.6%で、内閣府が発表している、空気清浄機の全国普及率(39.3%)に近い結果となったという。

また、「空気清浄機を部屋のどこに置いているか」という質問では、「部屋の壁際」が34.2%と最も多い結果となったとする。

同社では、空気清浄機の置き場所に関して、マンションのリビングを想定したCG画像に、A~Hの8カ所の空気清浄機の置き場所を示して、「どこに置くのが効率的だと思いますか」という質問も行なった。

シミュレーションの結果ではAの「空気が入ってくる窓の正面の隅」だったが、アンケートで示された予想1位はFの「空気が入ってくる窓の近く」(19.9%)、2位はGの「部屋の中央」(17.6%)、3位はCの「窓から離れたキッチンの隅」(13.8%)という結果となった。シミュレーションの結果と異なり、最も効率的な場所が予想では最下位になったとする。

同社によると、「外の空気とともに窓から部屋に入ってきた花粉は、気流にのって窓の正面の壁にぶつかり、壁に沿って左右に広がっていく。空気清浄機を使用する時は、空気が入ってくる窓の正面の隅に置くことで、壁に沿って広がる花粉を効率的に吸い込むことができる。また、風量が大きいほどたくさんの花粉を吸い込む」とのこと。

花粉シーズンに窓を開けて換気する時は、空気と花粉の流れを理解し、より効率的な花粉対策を行ないたい。

アンケートによると、効率的に吸い込む場所の予想と、シミュレーションの結果が異なることが分かる