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ハイコーキ、36V蓄電池を採用し切断スピードを約60%向上させたコードレスジグソー
2019年11月14日 00:00
工機ホールディングスは、「HiKOKI(ハイコーキ)」ブランドから、36V高出力蓄電池「マルチボルト」採用の「コードレスジグソー CJ36DA(XP)」を発売した。価格は71,800円(税抜)。なお充電池と充電器が別売の「コードレスジグソー CJ36DA(NN)」は41,000円(同)。
高効率なブラシレスモーターと、36Vの高出力蓄電池「マルチボルト」を採用したコードレスジグソー。ジグソーとは、木材や金属などを切断する電動ノコギリの一種で、細い鋸刃(ブレード)を上下に動かし、自由に方向を変えながら切り進める。
同機では高効率ブラシレスモーターと高出力蓄電池の採用で、クラストップの切断スピードを実現したという。同社AC100Vの従来機種「CJ 160V」と比べて、切断スピードを約60%向上させている。
また用途に応じて5段階の「通常モード」と「オートモード」に自動で切り替わる「オートモード機能」では、無負荷時の騒音や振動を抑えつつ、負荷がかかるとストローク数を自動でアップして、作業者の負担を軽減するという。さらにストローク数を一定に保つ定速度制御により、切断中のストローク変化を抑え、スムースな切断が可能になるとする。
採用された高出力蓄電池「マルチボルト」は、従来の18Vリチウムイオン蓄電池と同じコンパクトサイズでありながら、36Vのパワーを発揮するという。また、同社従来製品である18V対応のコードレス工具と互換性があり、当該電池を装着するだけで自動的に36Vから18Vに電圧を切り替え可能。付属電池の充電時間は約25分。
本体サイズは81×277×206mm(全幅×全長×全高)。最大能力は木材135mm、軟鋼材10mm、ステンレス3.2mm。ストローク数は毎分800〜3,500回で、ストローク量は26mm。最小切断半径は25mm。ベースの傾斜角は左右0〜45度。