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ブリヂストンとヤマハの「一発二錠」自転車で事故、靭帯損傷・骨折も ~約343万台を点検・改修

 ブリヂストンサイクル、およびヤマハ発動機は、両社が販売していたハンドルロック「一発二錠」搭載の自転車と電動アシスト自転車において、ハンドル操作ができなくなり転倒するなどの事故が発生したことを発表した。対象製品の無償点検・改修を行なう。対象台数は、約343万台。

「一発二錠」搭載、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車

 対象製品は、2003年9月~2015年5月に製造されたハンドルロック「一発二錠」搭載の、自転車と電動アシスト自転車。ブリヂストンサイクルが製造し、ブリヂストンサイクル、およびヤマハ発動機がそれぞれ販売していた。

 「一発二錠」は、ハンドルロック(前錠)とサークロック(後輪錠)を組み合わせた錠前システムで、サークロックの施・開錠と連動して、ハンドルロックも施・開錠する機構を備える。

 該当製品においては、乗車中にハンドルロックケースの破損などが原因で誤作動し、ハンドル操作ができなくなり転倒しする事故などが起きている。また消費者庁からは、令和元年6月24日時点で、転倒による靭帯損傷、骨折などの重症が公表されている。

 対象台数は、ブリヂストンサイクル販売製品で316万4,913台。ヤマハ発動機販売の製品は、電動アシスト自転車「PAS」シリーズで約26万6,275台。計343万1,188台。

ハンドルロックケースの破損などが原因で誤作動し、ハンドル操作ができなくなり転倒しする事故などが起きている

 いずれも該当製品の確認は、ハンドルロック(一発二錠)の表示窓部のラベル色で行なえる。ラベルが黒色の場合は対象製品で、白色は対象外となる。このほか、車両に貼り付けられているラベルの車両情報からも確認可能。車両情報の対象リストは以下のリストを参考にしてほしい。

ブリヂストン製対象車両リスト
ヤマハ製対象車両リスト

ハンドルロック(一発二錠)表示窓部のラベルが黒色の場合は該当製品となる
このほか車両情報からも確認可能。ブリヂストン製の車両情報確認位置
ヤマハ製の車両情報確認位置

 製品を所持し、ハンドルロックのケースが破損している場合は、すぐに自転車の使用を中止するよう呼びかけられている。無償点検・改修は、以下登録フォームおよび電話から受け付けている。電話の受付時間は、いずれも9時~18時(月~日)。

ブリヂストン登録フォーム
ヤマハ登録フォーム

・ブリヂストンサイクル株式会社「一発二錠」無償点検・改修お客様コールセンター
電話番号:0120-502-092

・ヤマハ発動機株式会社「一発二錠」無償点検・改修お客様コールセンター
電話番号:0120-801-309