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業界初! 丸洗いできる電気ケトルなど、ティファールの日本市場向け新製品

 グループセブ ジャパンは5月30日、日本向けのラインナップを充実させたティファールの新製品発表会を開催。"France meets Japan"をコンセプトに、電気ケトルや衣類スチーマーなどの小型家電や調理器具など、「日本の暮らしをちょっとステキに」彩る新商品を紹介した。

電気ケトルや衣類スチーマー、フライパンなど、日本でも人気のティファールの新製品が一堂に会した

 発表会の冒頭、同社 代表取締役社長のアンドリュー ブバラ氏は、ティファールの日本における展開について次のように話した。

 「ティファールは長年にわたり、多くの日本のお客様に愛されています。その理由として、取っ手の取れるフライパンや、あっという間にすぐに沸く電気ケトル、圧力鍋、時短鍋の世界を切り開いたクックフォーミーなど、日本にはない製品をご紹介できたことがあると考えています。

 またフランスらしいセンスのデザインも、日本のキッチンや家の中をちょっとステキにしています。今回は、そんな『日本の暮らしをちょっとステキに』をテーマに、日本向けアイテムをさらに充実させ、次のイノベーションをご紹介します」。

「ティファールの製品には、フランス製だからこそ提供できる楽しさがある」と話す同社代表取締役社長のアンドリュー ブバラ氏

スタイリッシュなデザインに刷新した「アクセススチーム ホワイト」

 新製品の1つとして紹介されたのが、衣類スチーマー「アクセススチーム ホワイト」。大量のスチームが衣類のシワやニオイをサッと取り除くとして人気の「アクセススチーム」シリーズの新モデルとなる。6月発売予定で、希望小売価格は13,000円(税抜)。

モダンなカラーリングが特徴の衣類スチーマー「アクセススチーム ホワイト」。スチーム量は、毎分平均18g

 衣類スチーマーとアイロンを合算した衣類ケアカテゴリーは、販売金額において急激に成長している分野の1つ。中でも衣類スチーマーは2018年にアイロンの市場を越えるなど、躍進が際立っているという。

 同社でも幅広いラインナップを取り揃えているが、大きく分けるとアイロン機能も兼ね備えた2WAYタイプの「トゥイニー」シリーズと、スチーム専用タイプの「アクセススチーム」シリーズの2種類となる。

2WAYタイプはかけ面を備えているためアイロンとしても使用でき、アクセススチームはたっぷりのスチーム量を噴出できる

 そこでユーザーの男女比を見ると、トゥイニーは3:7で女性が多く、この比率は衣類スチーマー全体のユーザー構成とほぼ同じであったのに対し、アクセススチームは半数近くが男性と、新たに男性ユーザーを開拓できたことが分かったという。

 一方で、アクセススチームの女性ユーザーをさらに増やしていきたいとの思いから、初代「アクセススチーム」をリニューアルし、シンプルかつモダンなデザインを採用した「アクセススチーム ホワイト」を発売した。

 連続スチーム量は毎分平均18gと大量のスチームが出せるほか、熱くなったヒーティングプレートを衣類にあてて使うことで、効率よくシワ伸ばしが可能。また通常、スチームを連続で出す際は、トリガーを指で押し続ける必要があるが、トリガーロックを使えば指で押し続けなくてもスチームが出続け、複数の衣類や大きな布のケアに便利だという。

布を軽く引っ張り、ヒーティングプレートをあてながらスチームを噴出すると、シワがあっという間に伸びる

 さらに軽量タイプの「アクセススチーム ライト」シリーズからも、華やかなカラーリングの「アクセススチームライト ロゼ」が登場する。希望小売価格は11,000円(税抜)。

 コンパクトながら毎分平均15gのスチームが出せるライトタイプ。従来、グレーを基調としたカラーのみだったが、今回新たにロゼカラーを追加し、2色から選べるようになった。

フランスらしいカラーリングのロゼタイプは、女性からの支持も高そうだ

業界初! 丸洗いできる電気ケトル「ウォッシャブル 0.8L」

今までタブーだった電気ケトル本体の丸洗いが可能に

 ティファールといえば、世界で初めてコードレスの電気ケトルを発売した電気ケトルのパイオニアで、日本では2001年から発売を開始。ユーザーのニーズに応える形で次々に新製品を開発。大きく分けて4タイプをラインナップし、満足度99%と高い評価を受けているという。

左から、軽くて使いやすい「軽量シンプル」タイプ。お湯漏れロック、触っても熱くない機能などを搭載した「あんしん」タイプ。インテリアとしても映える「デザイン」タイプ。7段階で温度設定が変えられる「温度コントロール」タイプ

 この電気ケトルのカテゴリーから新たに登場するのが、業界で初めて本体の丸洗いが可能になった「ウォッシャブル 0.8L」。発売は6月で、希望小売価格は12,500円(税抜)。

IPX5に準拠した防水構造により、本体の丸洗いが可能になった「ウォッシャブル 0.8L」

 開発のきっかけは、電気ケトルに関するアンケート。ユーザーが電気ケトルに求める要素について尋ねたところ、お湯が早く沸く、使いやすいなどの基本性能以外に、「お手入れしやすい」「雑菌がつきにくい」など日本人ならではの清潔性を求める声が、約9割から上がったという。

 そこで開発されたのが、日本専用モデルとなる「ウォッシャブル 0.8L」。従来、電気ケトル本体には通電部があるため水洗いはできなかったが、特許技術により「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」とする保護規格IPX5に準拠する防水構造となり、丸洗いできるようになった。

ヒートユニットとスイッチ、通電する部分をガードすることで、どの方向から水がかかっても耐えられる仕様に

 さらに清潔性にこだわり、ケトル本体にAg+(銀イオン)を配合した抗菌素材「マイクロバン」テクノロジーを採用したほか、ケトルの内部も洗いやすいようフタが外せるようになっている。また使わないときも内部にホコリが入りにくいよう、注ぎ口にフタをつけたという。

フタが取り外せるため、中まで手を入れて洗いやすい。注ぎ口のフタは傾けると開く仕組み。使わないときはホコリ除けになる

電気ケトル愛用中の俳優、山本耕史さんも絶賛!

 発表会には、俳優の山本耕史さんも登壇。普段からティファールの電気ケトルを愛用しているが、最近は特に、妻の元女優・堀北真希さんとの間に第2子が生まれたこともあって、「ミルクを作るために毎日何回も使っている」というヘビーユーザーなのだそう。

発表会に登壇した俳優の山本耕史さん

 ミルク以外にも、コーヒーを淹れる湯を沸かしたり、電気ケトルで沸かした湯を鍋に入れて時短を図るなど、普段の使い方を披露した山本さん。従来の電気ケトル本体は洗えないため、「子供のためにも清潔にしておきたいが、どうやったらいいか分からず困っていた」という。

 そこで実際に、コーヒーが飛び散った汚れが付着した「ウォッシャブル0.8L」本体の丸洗いを体験。洗剤をつけたスポンジで、外側はもちろん、内側やヒートユニットがある裏側までしっかり洗って水で洗い流した。

少し戸惑いながらも、洗剤と水で丸洗いする山本さん。汚れもあっという間に落ちていった

 さらに「洗ってすぐに沸かすのは、ちょっと怖いですね」といいながら湯を沸かしてみたところ、問題なく短時間で沸騰。これには山本さんも、「電気ケトルは今まで洗えないものと思って扱ってきたので、それが当たり前でしたが、いざ洗えると本当に便利。まさに、こうやって洗いたかったんだと気付きました」と絶賛した。

グループセブ ジャパン代表取締役社長のアンドリュー ブバラ氏と、俳優の山本耕史さん