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コロナ、室外ユニット1台で床暖房とエアコンに対応する「エコ暖クールエアコン」
2019年1月30日 06:45
コロナは、室外ユニット1台でエアコン冷房から床暖房まで対応する、エアコン付きヒートポンプ床暖房「コロナエコ暖クールエアコン」を、6月上旬より順次販売する。暖房能力6.7kWの「ERS-FA8756X」と、5.0kW「ERS-FA8740X」の2機種をラインナップ。価格は順に、75万円、65万円(税抜)。
室外ユニット1台で夏はエアコン冷房、冬は床暖房とエアコン暖房を併用できる空調機器。室外ユニットの設置スペースが狭い場合でも置きやすい点を特徴としている。大気の熱吸収・熱放出を利用するため、効率よく冷暖房できるという。
床暖房とエアコンの連動運転も可能。運転開始時はエアコンに出力を集中し室温を上昇させ、しばらくするとエアコンと床暖房の連動運転に切り替わり、室温と床温度を上昇させる。室温が設定温度に達すると床暖房のみの運転に切り替わる。エアコンの速暖性と、室温が低くても暖かく感じやすい床暖房の輻射効果をそれぞれ効果的に利用するという。
リモコンは、これまでメインリモコンと床暖房・端末用リモコンの2種類で行なっていた制御機能を、1つに集約。運転状態がわかりやすく、床暖房の温度設定やオプション設定が容易になったとする。リモコン1台で最大4つの系統が制御でき、ライフスタイルに合わせて各系統2パターンのタイマー設定が可能になった。なお、リモコンは最大4台接続可能。
リモコンは別売で、価格は25,000円(税抜)。エアコン操作は標準装備のリモコンで行なえるが、床暖房の操作は本リモコンを購入する必要がある。
省エネ性もあり、太陽光発電などでエネルギーを生み出す創エネにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナスゼロにする「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」に対応。省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」をクリアした性能を備えるという。
いずれも床暖房適用畳数は、外気温2℃で60畳、-10℃で40畳。仕向地は-15℃以上の地域。電源は、室外機直結で単相200V。温水回路は半密閉式。定格加熱能力は8.7kW、定格加熱消費電力は2,090W。