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乾電池ロボット「エボルタ NEOくん」、厳島神社まで約3kmの遠泳でギネス世界記録を達成

 パナソニックは、乾電池「EVOLTA(エボルタ) NEO」の長持ち性能の実証実験としてチャレンジした世界最長距離の遠泳において、単三形乾電池を動力としたロボット「エボルタ NEOくん」が、約3kmの距離を泳ぎきってギネス世界記録を達成したことを発表した。

ロボット「エボルタ NEOくん」が、約3kmの距離を泳ぎきってギネス世界記録を達成

 同社では、乾電池の性能をアピールするため、乾電池を動力としたロボット「エボルタくん」が、グランドキャニオンの登頂やバーベル挙げなどに挑戦するプロジェクト「エボルタチャレンジ」を2008年より実施。

 今回のチャレンジは、11月10日(土)に広島県 廿日市市 宮島で実施。単三形乾電池「エボルタ NEO」2本を動力に、長距離遠泳を目的に設計・制作されたロボット「エボルタ NEOくん」がサーフボードに乗り、宮島口から嚴島神社の大鳥居までの約3kmを遠泳するというもの。

 結果は、3.002kmを3時間22分34秒で完泳。ギネス世界記録は「一次電池(乾電池)」でロボットが泳いだ最長距離として認定された。なお条件は、「動力の乾電池は挑戦の途中で交換してはならない」、「ロボットはスクリューで推進してはならない」、「挑戦中にロボットの部品交換または修理はできない」などが掲げられていた。

単三形乾電池「エボルタ NEO」2本を動力に設計・制作されたロボットがサーフボードに乗り、宮島口から嚴島神社の大鳥居までの約3kmを遠泳

 エボルタ NEOくんのサイズは、身長が約17cm。サーフボードが約350×60×15mm(幅×奥行き×高さ)。主な材質は、エボルタ NEOくんがプラスチックとカーボン、サーフボードは木製としている。

 乾電池「エボルタ NEO」は2017年4月に発売されたもので、従来のエボルタを上回る長持ち性能・高品質を実現したモデル。2018年8月末時点で、累計約1.5億本の出荷を達成している。

「一次電池(乾電池)」でロボットが泳いだ最長距離としてギネス世界記録に認定された