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レイトロン、音声認識から機器操作まで、0.4秒で反応するスマートコントローラー

 レイトロンは、音声認識スマートコントローラー2機種を発表し、ドーム型「LisPee360(リスピー360)」を12月にクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて販売予約をスタートする。価格は28,000円(税抜)で、ユーザーへの発送は2019年3月末を予定しているという。ロボット型「Chapit mini(チャピットミニ)」は来春販売予定で、価格はドーム型の倍額程度を予定している。

音声認識スマートコントローラー「リスピー360」
同「チャピットミニ」

 音声認識スマートコントローラー。同社が独自開発した音声認識エンジン「Voice Magic」と専用LSI処理により、生活雑音があったり距離のあるところからの音声でも約0.2秒以内に聞き分け、リアルタイムに返答するという。音声を聞き分けてから機器を制御するまでのトータル時間は約0.4秒だとしており、違和感のない自然な応答を実現したという。

 また、一般的なスマートコントローラーのような名前の呼びかけ(ウェイクアップワード)が不要なほか、Wi-Fiなどの通信環境を整える必要も無く、スタンドアロンで動作する点も特徴。本体自体がリモートコントローラーの役割を果たすため、アプリのダウンロードやネットワークとの接続など面倒な作業も不要としている。

 操作はスイッチを押す必要の無く、初期設定から登録、操作まですべて対話形式で行なえる。電子機器に慣れないユーザーも、簡単に操作できるという。

 リスピー360は、全方向360°に対する操作が可能な、機能性とスマートさに特化したモデル。話しかけるだけでスムーズにテレビや照明などの生活家電の操作、時間の確認などができる。

 ロボット型のチャピットミニは、コミュニケーションも楽しみたいユーザー向けのモデル。生活家電の操作だけでなく、日常会話やゲームにも対応する。予定日設定機能でスケジュール管理もできるという。バッテリー内蔵タイプで置く場所を選ばないとしている。

 リスピー360の本体サイズは、86×86mm(直径×高さ)で、重量は125g。電源はUSB。

 チャピットミニの本体サイズは、130×110×115mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は210g。1,800mAhのバッテリーを内蔵。90%充電までの所要時間は1時間で、満充電までの所要時間は5時間。連続使用時間は10時間。

ウェイクアップワードが要らず反応が早いスマートコントローラー